ストーリーの構造、意味、語用から物語への没入感を生むための実践論。
卓
全体の概要
本論は、ストーリーの創作論です。次の3つに分かれます。
1. 構造
2. 意味
3. 語用
1.
構造とは、場面(以下、シーン)の集合としてのストーリー、そのストーリーの構造のことを指します。
・起承転結
・シーンの必要性と説得力
・プロット
これらは、ストーリーの根本となる考え方なので必読です。
2.
意味とは、シーンの描写・演出のことです。
・説明と共感覚の違いを知る
・伏線の描写の説明
・ストーリー進行の矛盾と双方向性
ストーリーの意味がどのように読者に伝わるか、という点に注目してください。
3.
ここで言う語用とは、置かれている社会的状況から、ストーリーに埋め込まれた「概念」の議論まで、あらゆる物語に宿っているテーマ性について紹介します。
テーマ性というと大げさなニュアンスがありますが、どのようなストーリーも何らかの「主張」を有するという考え方は、大切な視点です。
「苦しくても、良いことをしていれば報われる」
「互いの心をオープンにして、よく話し合おう」
一見、綺麗事と言われそうなメッセージが、ストーリーのかたちを取って、その背景に隠れることで、読者を自然に説得するでしょう。
以上3つの視点です。では、次の記事からストーリーの構造をさっそく説明させていただきます。
ぜひよろしくお願いします。
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