茶筒

さらりと読めて、簡素な表現が身に染みます。
さりとて描写はきちんとあって、隣人のような距離感で脳内再生できました。地に溶け込む露のような作品をありがとうございます。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（171文字）

文章を書くことで、晴れる気持ちというものがあると思います。
また、文章を読むことで自分の気持ちと距離を置くことができるということもあるでしょう。

人間にとっては文章というものは色んな意味を持っているように思います。

こう書くと、なんだかとっても高尚な物に聞こえるかもしれませんが、本作はそういう意味すら引き出せる奥深い作品ということです。

肩の力を抜いて気楽に読んでみましょう。

あなたも色んなことを感じるはずです。