異世界で生きる、何でも屋

何でも屋として頑張って生きてきた男が、独り寂しく死んだ。

普通であればただそれだけであったのだが、お金さえ貰えば、泥だらけになる様な汚れ仕事も喜んでこなしてきた男は、人生の中で警察の世話になるような事をしていないのが唯一の自慢で唯一の誇りだった。

しかし、体から解き放たれ魂だけになった時に、若者を１人轢き殺してした事を思い出してしまう。

そして、急に現れた神を名乗る老人に、

「あれは異世界の神様がからんだ悲しい事故だったが、若者は異世界で元気にしているから」

と言われるが、唯一の自慢と誇りすら失った男は闇に取り込まれそうになる。

神様の絡んだ事故で加害者となり、自信も誇りも失った男が、自分を見つめ直し心と魂の強さを取り戻す為、異世界にて新たな人生を提案される。

男は、贖罪の人生…続きを読む