世知辛くても明日への希望は見い出せる

 前向きになれる日常ショートストーリー集。
 タイトルの「パンドラの匣」は、日常に溢れかえった人間の悪意に置き換えられ、その中でのちょっとした希望を見出す喩えかと思います。
 日常の描写にリアルさがあって、どのお話も「あるある」ってうなずけます。
 主人公たちに同情して救いを求めたくなってきます。

 明日への希望が持てずに憂鬱な日々を送る方へ。
 幸せは案外、すぐそばにあるかもしれませんよ?

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