強く純情な祓い士と上品ごり押し男子、祟り魔を祓い、恋を……⁉

飛鳥時代を思わせる架空の国が舞台。そこで祓い士の可瀬は、真人の妻になる、はずだったのだが……。

「大和王権~飛鳥時代」と聞いても、歴史の教科書にあった絵が数枚、ふわあっと浮かぶ程度の知識しかない私ですが、この作品の世界には色も空気も感じられるくらいに入り込んでしまいます。

強さと聡明さ、可愛らしさを持った可瀬も、何かを秘めていそうな真人も凄く魅力的。
きっとお似合いだから仲を深めて! という思いと、今の押したり引いたりの関係を楽しみたい! の思いの間で、毎回揺れ動いています。

会話のテンポがよく、軽やかで読みやすい文章なのですが、作者様の高い文章力に支えられた、背骨のしっかり通った「読みやすさ」です。

二人がこれからどうなっていくのか、楽しみに読ませていただこうと思っています!

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