第9話 放送事故RTA
ま、まままずい!!!!
:ファ!?
:ファ!?
:ファ!?
:ファ!?
:ファ!?
:草
ハロじじぃ:???
:え?
:合法ロリ来たァァァ!!
:合法ロリだぁぁぁぁっぁ!!
:声クソカワ!!
:これマ?
:???????????
:????????????????
:えぇ(困惑)
:語尾〜だってことはボクっ娘!!?
:PVの内容マジ!?
:さすがのハローライブ
:あ...ありのまま今起こったことを話すぜ!いきなりPVを見せられてワクワクして たらやけに画質がいいというか良すぎるゴスロリアバターが出てきたんやが!?
:良すぎるというかこれ実写では?
:実写!?
:声最高!ビジュは……うん!次元超えてることをないことにすれば最高!
:えぇ……
:実写てwwwww
やばい!今自分が女装してること忘れてた!?それも超ゴスロリの!!
今考えればゴスロリがまだかっこいいとかなにほざいてんだ俺ぇ!!?
結局ゴスロリはロリで女装じゃねぇか!!
:実写って何やねんw
:え?つまりどういうことだってばよ?
:誰か説明求む
:つまりやべーってことだってばよ
:説明をしろ
:Vtuber(哲学)と化した瞬間を見た気がする
:これ?えぇ?
:ええのかこれ?
:これヒビキちゃん息しとる?
「はっ!な、なにか喋んないと。なにかなにか……えーと、えーと」
と次に何をすればいいのか分からなくなった俺がもたつきはじめたとき
「響ちゃん!」
と遠くから声をかけられる。その声は今まで何十回も聞いてきてついさっきも聞いた
「春歌アリッサ」ちゃんもとい遥さんがどこかを指さしている
その先を探すとそこには「画面を見て!」というカンペが……
「画面っ……?あっ!」
俺の配信画面を見ると俺の姿の横に可愛いらしいフォントで
1.自己紹介だ!
2.特技の紹介をするぞ!
と書いてあった。
あ!そうだった!そう言えば遥さんとの会議で「あくまで今回の配信は新規生全員の紹介なので軽めでいいんですよ〜。だから響くんはこの2つだけかんがえてきてくださいね〜!」って言ってた気がする!
え〜と、今どこまで言った?……名前か!えーと、だから。
:ヒビキちゃん大丈夫?
:大丈夫か?これ?
:放送事故?
:え?大丈夫か?
な、なにか言わないと!え〜と、えーーーと……
「kき、今日はいい天気でs…だよな〜……あはは……」(小声)
:いや気まずくなってるやつやん
:気まずいて
:気まずいw
:コミュ障ヒビキちゃんスコ
:まさかの冬歌ちゃん枠
:冬歌ちゃんと気が合いそうだなw
:それよりPVの説明をしてくれぇ
:ヒビキちゃん〜実写ってなんだ〜
:え?なんて?
:音量上げますね
:なんてー?
「んあぁ!もう!普段からあんまり色んな人と話してないから話し慣れてないんだ!!俺だってしたくてしてるわけじゃないの!」(爆音)
:パァン!!
:あっ(昇天)
:耳がなくなりました
:びっっっっくりしたぁ
:うわびっくりしたw
:あれ?ヒビキちゃん何も聞こえないよ?ミュートしちゃった?
:コミュ障のヒビキちゃんならミュートしちゃいそうだけど今回はちがうぞ
:かわいい
:かわいい
:ムキになるヒビキちゃんかわゆす
:オレっ娘!!
:ゴスロリビジュで一人称俺は新鮮すぎて萌える
「あっ!あっ……ごめん。ごめんな……?」
:ジュワ!‼
:あぁ〜^(昇天)
:どのボイスもいいんじゃぁ〜
:誰か!鼓膜をくれ!今ヒビキちゃんが心配してくれた気がする!
:本当に鼓膜破れたニキは早く病院にいってもろて
:実写についての情報を……ハヤク、ハヤク……
「あっそっか!えーと…。こ、コホン!気を取り直して俺の名前は今宵ヒビキだ!え〜と……『原初の実写系ロリ吸血鬼』だっ…!よ、よろしくな!」
:「原初の実写系ロリ吸血鬼」
:言葉の破壊力よw
:語気が強すぎるww
「実写っていうのは……」
いってもいいのかわからないので真由さんの方を見ると頷いてくれた
「実写っていうのはえーと、そのまんまだ!少し長くなるんだがな?俺は元々この島から遠く離れたとこに住んでいたんだ。だが気まぐれに数百年ぶりに人間観察をしようとおもってな!そこで人がたくさんいる方がいいと思ってにやってきたら少し腹が減ってな?そこでだな?私は最強の吸血鬼だからな?そこで血をすおうと思ってたまたま入ったのがこの会社なのだ!」
これはいわゆる「今宵ヒビキ」の”設定”だ。遥さんとの会議で決めたものである
「そこであるやつと会ってな……。この会社の社長といわれているやつなんだが、
『お前の血を吸わせろ』って言ったんだがそやつは俺のことを迷子だと勘違いたんだ!『少し待ってて』と言ってどっかいったのだ!俺は人間如きに子供扱いされて切れていたのだがが、俺は最強の吸血鬼だからな!命乞いくらいは聞いてやろうと思っていた…んだが……どうやら『かしぱん』とやらをもってきたのでな、人間の作る料理などたかが知れているが、少しぐらいは食べてやろうと思ってな」
自分が噛まずに言えるかわからずコメントを見るのが怖くて見ることができないまま
早口でまくしたてる
「そこで『めろんぱん』というものを食べたのだが……それがとても美味で美味で!私はその『めろんぱん』なるものの味の虜になってしまったんだ。そこでだな?そやつがじろじろ俺のことを見てきて『君、今何歳なんだい?』って聞いてきやがったから『1000……以上は数えてないからわからん!』って言ったら『本当かい!?本当に1000歳以上なんだね!?』って俺の恐ろしさにやっと気づいたのかと思って『そうだ!おそれいったk『なら、うちでぶいちゅーばーをやってみるきはないか!』って言われてな!それで詳しいことを聞いたらどうやら新しく実写系ぶいちゅーばーというものを始めるらしくてな!どうしても美少女じゃないとだめだったらしくてな!嫌だと断ったんだがぶいちゅーばーというものになれば『めろんぱん』が何百個も変えると言われてな……まぁ別に『めろんぱん』のためではなく久しぶりに人間社会で過ごすのもよいかと思っただけなんだ!決して『めろんぱん』のためではないからな!」
よし、よし!多分噛まずに言えた!良かったぁ!
と思いコメントでどんな反応されているか……恐る恐るコメントの方に目をやると……
:zzZ...zzZ...
:zzZ...んあっ!?終わった!?
:あの……長いです……
:なげぇw
:え?なんて?え?なんて?え?なんて?
:メロンパンと社長がやべぇってことしかわからんww
:だれか略して
:『合法ロリ吸血鬼やべー社長によってメロンパンで堕ちてしまう』
:理解した
:これは賢い
:ぎりぎり同人誌にない
:ちょっと長いもうちょっと略してほしい
:『ロリ吸血鬼やべー社長に餌付けされる』
:これはある
:まだ長い!
:これで理解出来んは重症なんよ
:『ロリっ娘堕ちる』
:ただの事案や
:早口になるヒビキちゃんかわいい
:なんかヒビキちゃんってロリっていうよりガキ感があっておもろいw
:俺は良い設定だと思う
:うんうんかわいいかわいい
:かわいい
「もぉおお!!設定じゃな〜〜い!!俺は最強の吸血鬼なんだ!最強なんだぞ!」
はっ!つい同期と喋るときみたいにムキになってしまった……
やばい言い過ぎたかな……?
:かわいい
:かわいい
:ムキになるヒビキちゃんかわいい
:もう実写とか2Dとかどうでも良くなってきたわ
:もう可愛いければそれでいい
:さいきょーの吸血鬼(笑)
:ヒビキちゃんがかわいいければそれでいい
:実際実写系Vtuberなんてとんでもないことしてるけどヒビキちゃんがかわいいから
誰も咎めてるようなコメントしないんだよなぁ
:ははぁ〜ヒビキ様〜
:流石ですヒビキちゃまw
あれ?意外と受けが良い?男なのにかわいいって言われるのは複雑だけど……
ひょっとしてあんまり気負わなくてもいいのかな?それなら……
「そうだろう!分かればいいんだまったく!
まぁ俺と一緒に働きたいのか俺以外にも人がいるからな!自己紹介はここまでにしといて特技紹介に移るぞ!」
といって特技紹介に移ろうとする……が。
俺って特技なくね?こちとら高校出てからずっとデスクワークやぞ?高校の時はバスケとサッカーしてたから体力はあると思うんだけど……
……あっ!あれならできるかも!
「俺の特技はそうだな……まぁ?人間風情に見せるならこれぐらいでいいだろう?」
と言って俺は少し画面から離れて視聴者のみんながぎりぎり見えるように端によって…
俺は逆立ちをし…歩いてみせた!!そう!逆立ち歩きだ!「それの何がすごおいの?」って思う人がいると思うだろうがよく考えてほしい…………逆立ちはできてもそこから歩くことができる人は意外といないのだよ!諸君!ならばそれをすることで『今宵ヒビキ』としての身体能力の高さを示すことができるとこの天才の俺は考えたのであ〜る!!
ただ……
逆立ちをするときに「「「「あっ!」」」」っていう声が色んな所と「「ヒビキちゃん……!?」」っていう遥さんとおかざきさんの声がしたけど何なのだろうか?
そして感覚でみんなが見てる画面の端にいったかっていうぐらいでターンしようと手をひねろうとした……その時だった
「うぅうわぁぁあああ!!??」ドッシーン‼
先程も言ったがバスケとサッカーをしていたとは言え最後にまともに体を動かしたのは高校の時いらいである。それに加えて緊張によって手にあせを握っていたため滑って盛大に転んでしまった
痛みもそうだがみんなの前で思いっきり転んでしまったという羞恥心が大きくとても急いで立て直そうと画面前に移動してみんなのチャットを見る。そこには……
:下!下!
:みえ!みえ!
:後もうちょい!
:カメラマンさんちゃんと仕事して
:真面目に仕事してるんだよなぁ
というコメントがあった。
「うわぁ……」
さすがに俺でも引いた。主観視点だと意外ときもちわるいなこれ(悪口)
一瞬みんなに下着が見られたのかと思ったがどうやら俺の目の前にある机がカメラの死角になっていたらしくて安堵する。
ありがとう机さん……!
と、安心していたと矢先いきなりコメントの流れが固まると思った次の時
:あっ
:あっ
:あっ
:あっ
:あっ
:あっ
:あっ
:あっ
:あっ!
:あっ!
:あっ!!!!
:あっ!?
:あっ
:あっ!
:あっ
:あっ
:あっ
:あっ‼
:あっ
:あっ
と爆速でコメントが流れる。何事かと思えば
ハロージジィ:ヒビキ……だって……頭がぁ!!
というコメントを見て( ゚д゚)ハッ!としまさかと思い頭を触ると……
ない……ない!かつらがない!周りを見てみると後ろの方にカツラがおちている!
そういえばおれって頭が小さいからサイズが合うカツラがなかったんだった!だから逆立ちした時もしくはころんだときに取れたのだろう…ってそんな事考えてる場合じゃねぇ!!
やばい!やばい‼バレた!男だってバレた!どうしよう!な、なにか弁明しないと‼
「あっ!いや違うんだ!決して男ってわけじゃなくて!これには理由があるっていうか!その!ちがうんだ!」と弁明にもなってないようなことを発してしまう
炎上も覚悟し、俺が恐る恐るでコメントを見ると
:ふぁ!??????
:ファ!?
:ファ!!???
:男!?
:男!!?
:男なのか!???
:男!?
:男の娘!!?
:え!ショタ!?
:ショタァァ!
:えっ?てっきりショートのロリっ娘かと
:普通にかわいいショートのロリっ娘かと思ったらショタなんか!!??
:悲報(?)ロリっ娘じゃなくてショタっ娘だった……
:いや喜報やろ!
:むしろいい
:いやこれがいい
:これでしかない!
もしかして……墓穴ほった?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どうもまよつなです!今回の話もいかがだったでしょうか?
これからも満足できる小説を書いていきますので、☆、♡、フォローとかしてくれると作者がサルのように喜びます。
☆は右上にある小説詳細を押して少し下にスクロールするとありますのでそこを好きなだけポチポチしてくれるととっっっっっっっっっっっっっても嬉しいです!
合法ショタと呼ばれる俺が生身でVtuberをすることになったんだが まよつな @mayotuna
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。合法ショタと呼ばれる俺が生身でVtuberをすることになったんだがの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます