第2話 虹色の封筒

オレオマエノコトヨンキセイニオウボシトイタカラ...?


何いってんだこいつ‥?


「―――すまん最近良くなってると思ったけどやっぱり俺仕事で疲れてるらしい‥もういちどいってくれるか?」


「俺お前のこと四期生に応募したから!!」


「聞き間違いであってほしかったぁぁぁぁぁ!!」


普段慣れない大声を上げたことで周りの人がこちらを見ている


「あっすみません!」といって俺はそいつにちょいちょいと手招きをした


「おい!俺のこと応募しといたってなんだよ!(小声)」


「だからお前のこと四期生のオーディションに応募したんだって(小声)」


「それはわかったから!なんで俺のこと応募したんだって聞いているんだ!それにオーディションってことはまず書類審査があるだろ!なにをハローライブに送ったんだよお前!」


「......」


「おいなんで黙ってるんだよ!」


「......?」


「心底何を言っているのかわからん!みたいな顔してんじゃねぇよ」


「……だって前にお前が俺に言ったんじゃん?」


「……は?俺がお前に……?」


「おう、お前一ヶ月ぐらい前に五徹して仕事終わらせたあとに仕事渡されて発狂して俺に口聞かせてきたじゃねぇか?」


「......??........?」


「そんときによぉお前が「うああああああぁぁぁもうやだぁぁぁ;;」って言ってよぉ」


「...?...........ぁ...!」


「もう俺Vtuberになりたいぃぃぃ!!;;Vtuberになってチヤホヤされたいぃぃぃぃ;;!!!いっぱいかっっこいいって言われたいいぃぃいい;;!!って言ってたじゃねぇか」


「////////////!!!うわぁぁぁぁぁぁ//////!!!」


そういえばそんな事もあったぁぁぁぁぁぁあ!!…ような?酔ってたから覚えてねぇ


まぁ…でもそのときの俺は気が気じゃなかったからな...


と騒いでいるとまた周りの人から見られてしまったので落ち着いているように取り繕って言った


「そ、それはそうとしてもう一つ疑問が残っているぞ?お前ハローライブに俺のどんな書類送ったんだよ‥?」


「えーとなぁ‥たしか...色々書くことあってめんどくさかったからお前の写真を貼っつけて送ったわw」


「はぁぁ?……はぁ、まぁいいかそんなふざけたもので書類審査が通るわけねぇし…はぁ…」


「残念そうだな合法ショタ君?」


「むっ!おいその呼び方やめろって前言ったよな?俺外見と身長がコンプレックスだってお前知ってるだろ?あと残念でもないから!」


「そうはいってもよ合法ショタ君。君この会社にいるほぼすべての社員にこのあだ名で呼ばれているんだぞ?」


「なっ!?嘘だろ...俺この会社のみんなから嫌われてたのか……」


「あーちげぇよみんなお前のこと純粋に可愛いって言ってんだよ。この会社の憂鬱の癒やしともいわれてたっけな?」


「かわっ!?か、わいくねーし!俺はかっこいいって言われたいんだ!!」


「はいはい嬉しそうなのが目に見えまちゅね〜合法ショタさん?」


「うぜぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーーーーー」



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



ガチャッ


「はぁ……ただいま〜我が家〜あー落ち着く〜」


結局俺はあのあともあいつにあだ名で一日中いじられたため精神的にきつい一日だった‥


ミャぁ〜


「ハッ!この声は!」


俺は声のする方に視線を向けるとそこには一匹の猫がこちらに歩いてきていた


「お前かぁ〜ツナマヨぉ〜」


この猫は俺が飼っているツナマヨという名前の由来はそのままで毛の色がツナマヨ色だってからだ。あと単純におれがツナマヨが大好きであるからでもある


「うはぁ〜もう可愛いなぁツナマヨ〜なぁツナマヨ〜今日は俺のぐちを聞いてくれよ〜今日なぁ会社に行ったらなぁ同期のやつが‥、、、」



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



あれから数日たちいつも道理に俺は家に帰っていた。ただいつもと違うこともあった


ガチャ


にゃぁ~


「おぉおお〜ツナマヨ〜帰ってきたぞぉ〜」


ふぅ今日も一日頑張って俺偉い!


「とりあえずご飯食べてお風呂に入ってそれから光ちゃんの配信みるかぁ!...でもその前に...この封筒はなんだ?」


そう封筒が届いたのである‥しかも虹色の...


一人暮らしをする上で茶色い封筒はよく見慣れている‥しかし虹色の封筒は見たことがない


今日帰って郵便ポストの中を見たらこれが入ってあったのだ‥


「うーん…………まぁ悩んでも仕方ないか!開ーけよ!」


そうして俺はビリビリと封筒の口を剥がし中身を取り出す


「さて〜この封筒の中身はなんじゃろなぁ〜?怪しい宗教勧誘じゃないと嬉しいだがあなぁ」


そうして俺は一番上の紙を取り出して開いてみ‥‥‥る


「ハローライブ第一次審査通過のお知らせ


あなたはハローライブ四期生応募の一次審査に受かりました……やったね!!

第二次審査の日時と場所はもう一つの紙に書いておいたからみてね!!」


と、書いてあった。


..........................


..........................


......プルルルルルプルルルルルガチャッ!


「おう!こんな夜にどうした合法ショタく‥」


「どうしよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!???」


「おぉお!?どうしたお前!?なにがあった!?」


思わず俺は同期にあいつに電話をかけていた


「な、ななな、なぁなんかうちに虹色の封筒がとっとど届いたの!」


「お、おうそれで?」


「そっそそれで中身見たらなっなななんかハローライブ第一次審査通過のおしらせってかみがあったんだけどっどどどどうしたらいいんだ!?」


「‥‥‥まぁじかぁwwwwwwwwwwwww」


「笑ってんじゃねぇーよ!今こっちは大パニックだっつーの!!」


「はっはははぁぁwwwwwwwwwwwwwwww俺シーラねww」


プツン‥つーーつーーー


「おぉぉぉおおおおおいいいぃぃ!!??あいつに逃げやがった!?あのやろぉぉっぉぉぉっぉお!!!」


ドンッどんどんどん!

ウルセェゾ!!


おぉぅ俺としたことが騒ぎすぎていた……


「すみませーん」


ひとまず謝罪をしておこう


……それにしてもあいつ都合の悪い時だけ逃げやがって...!明日あったらぶっ飛ばしてやる


そんなことを考えているとあいつからLimeがきた


:そういえばだけど‥さぁ‥?俺お前の顔写真しか送ってないんだけど?


:だから通過してんのがおかしいっていってんだろぉ!?


:いやそれもそうだけどさぁ‥もう一回言うぞ俺お前の写真しか出してないんだぞ‥?


:なにをいってんだおま...えっ


ここで俺はとんでもないことに気づいてしまった‥それは


:なんでお前の家にしっかりとどくの?


「ヒェ」


静まり返った俺の部屋に蚊が潰れたような声が木霊した...






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


どうもまよつなです!今回の話もいかがだったでしょうか?

これからも満足できる小説を書いていきますので、☆、♡、フォローとかしてくれると作者がサルのように喜びます。


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