【映画感想】映画プリキュアオールスターズF
・映画プリキュアオールスターズF
映画公開初日、お子さん親御さんたちご家族連れの邪魔にならないかと恐る恐るながら、早速見てきましたので感想をば。
……はて? 仮にも社会人が平日の真昼間から女児映画を? これは妙な(殴
※当然の権利のようにネタバレは配慮しておりませんのでご注意を。
※※※以下ネタバレ注意※※※
バケモノがよぉ……(全力の褒め言葉)。
見所しかない。
TVアニメ1クール分(約240分)の内容から、緩急の『急』だけを抽出した上で60分とちょっとに4倍圧縮したような。仮にも全編通してメインキャスト20人前後登場するというのに、全員それぞれ完璧にキャラ立てしているとかどうなっているんだ。
TVシリーズでキャラ見せしているとはいえ、単純計算で一人当たり3分程度しか尺当てられないのよ? それで潰れるどころか薄まりもしない、むしろシリーズクロスオーバーで相乗効果的に印象強くなってるとか凄過ぎないかコレは……。ましろ×ローラとかパッと見た瞬間に面白いしかない組み合わせマジで止めてくれ(もっとくれ)。
一体どういう頭してたらこんな構成が出来上がるのか。脱帽せざるを得ない。
全シリーズ履修していないことをこれほど後悔することは無い。一応スマプリドキプリ、間が空いてヒープリ以降は欠かさず見ているとはいえ所詮6/20しか見てないにわかである。マジでちゃんと見ておけばよかった……!(膝から崩れ落ちる)
つーかソラ×ましろが相変わらずただの夫婦でねもうね(そこまでだ)。そしてツバサ君は全シリーズ通してのほぼ黒一点だっつーのに当たり前のように馴染んでて笑いが止まらん。誰からもツッコミの入らない状況はプリキュアの懐が深過ぎる。あげは×アスミも「コレ実質成人とゼロ歳児の組み合わせなんだよなあ……(※諸説あり)」と思うと感慨深さが限界突破して日本海溝でした。
コミカルな場面は徹底的にコミカルに、シリアスな場面は徹底的にシリアスに、そして熱い場面はどこまでも熱く。非の打ち所の無い盛り上がりは最初からクライマックス。始まった瞬間「アレ? もう終盤ですか?」と思わざるを得ない展開と気合の入れように期待値は高まるばかりで、最後まで右肩上がりに面白くなり続ける。
というかね、演出がね、熱すぎてね。もう男の子なのよ。それは男の子が一番喜んじゃう奴なのよ。上映中に思わず「うわぁ……(小声)」とか出ちゃうし。物語中盤以降はずっと心の中で「ひぇええええ……」と思い続けてたし。
手汗ヤバい、背中脇汗めっちゃ熱い。コレ女の子たちはついてこれるのか……? と心配になってしまうほどに大きいお友達視点から楽しませてもらってしまった。将来、彼女たちが中二病を発症したら満面の笑顔で「ようこそ『こちら側』へ……」と出迎えてあげたいものですね。
終盤、全プリキュアが勢揃いした瞬間の絶望感たるや(あ?)。仮にも視聴者側だというのに「あ、終わったわコレ」と(誰視点だよ)。 だがしかし、そんな状況においても「面白い!」と笑ってみせるラスボスの鑑よ(感情移入どこだよ)。
もうコレ制作が一番楽しんでるだろとツッコまざるを得ない大技のオンパレードを真正面から受けてなお倒れぬ最強感。そして、気まぐれに生み出した被造物を舐め腐った結果、一転攻勢サヨナラ満塁ホームラン逆転負けを決める、二倍役満放銃直撃完璧な
今日び、こんな良い意味でド直球なラスボスも中々見ねえわ……。ここ最近の作品で最高のラスボスだったかもしれない。
とりあえず来週にも2周目行く予定が立ちました。プリキュアシリーズファンは是非に、お子さんがいらっしゃる親御さんは是非とも休日に、一緒に楽しんでいただきたいものです。
これほどの作品を、今も変わらず世に出し続けていただけるシリーズ関係者の方々へ心からの賞賛を。
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