【映画感想】『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』

・『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』


 また身内向けに昔書いた感想のサルベージ(多分何回か続きます)。いやあ、最近のチャットツールって過去ログ残ってて便利よね(大助かり)




 これは、SFだ・・・。


 並行世界理論をベースにした珍しいタイプ(?)のやり直しの話。すっごく雑にざっくり言うと「過去に別の選択肢を選んだ自分の世界へ飛べれば何とかなるんじゃね?」的な(本当に雑に語りやがった)


 これがSFとして、非常に興味深い。私は科学弱いので理論は雰囲気でしか理解できないのだが(オイ理系卒)、なるほどそういう発想もあるかという目から鱗。特に『僕愛』の方はこの要素が基礎として広く強く、それにまつわる人情も中々深いものになっている。


 対して『君愛』は、より内容を恋愛方面へ傾けた内容になっている。一人の愛する者のため、何もかも捨てて突っ走っていく男の物語……、いいよね、いい……(コイツいつも勝手に同意してんな)


 SF的解釈を下地にして、繰り広げられる恋愛劇はなかなか興味深いものがあるので、それらが好きな人、もしくは創作能力を普段から用いるような仕事人には是非おススメしたい。




 ここからは見る順番について。


 私は『僕愛』→『君愛』の順で見たという前提で語ります。


 公式からも『見る順番』で~という推され方をしているが、私的には『僕愛』→『君愛』の一択だろうと思っている。


 何故ならSF的にも恋愛要素的にも、さらにエグ目に深目に物語として踏み込むのは後者の『君愛』だから。これがADVゲームなら間違いなく、初期ルートは『僕愛』でクリア後解放ルートは『君愛』になると思う。


 どちらか一方だけ見るという選択肢は、無いかな、と思う。やはり両方の物語が双方に作用しあっている作品である以上、片方だけ見てやめてしまうのは非常にもったいない。私は当時、映画館で連続視聴したので、一番楽しめる見方ができたかな、と思う(体力的なキツさはさておき)










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