概要
悪役令嬢なんですか? もふもふと魔法がいいんですが!?
リナニエラには前世の記憶がある。自分が社会人として働いていた時の記憶だ。そして、今の自分はかつて前世で生きた自分がプレイしていたゲームの悪役令嬢だと気が付いた。本当なら、婚約破棄されて、破滅していく自分の不幸な運命を呪う所なのだが、ここは剣と魔法、そして、不思議な生物がいる世界だ。だったら、分かり切った破滅よりも、自分の興味なある魔法や他の事に走ってもよいのでは? 貴族生まれの少女にしてはかなり残念なリナニエラがゲームの中での物語に流されないように四苦八苦しながらに自分のやりたい事に突っ走ろうとするのと、それに振り回される周囲の話です