第五話
いよいよ戦場に行く。私の読みでは雨が降り、そして先についているだろう今川本陣は休憩する、そこに織田軍が入るという流れだ。今川軍には元々織田家のもう一人の忍び、鳥(ちょう)が侵入してるらしい。なので始め、鳥に合図を送り、鳥が混乱させ、そこから織田軍全軍が突っ込むという作戦だ。桶狭間についた。戦が始まる。合図となる狼煙をあげる。
今川軍…
俺、鳥は今川軍に潜入中の織田の忍びだ。女だけど普段から男の格好をしている。そして今、外を見ている。何故かって、狼煙を待っているまず初めあたしが今川軍を混乱させないといけない。そんなことを考えていると、狼煙が上がった。
あたしはまずそこら辺にいる兵を一人切り、思いっきり今川義元に向かって走った。「今川義元、覚悟!」
織田軍にも聞こえるように、大声で言い、わざとはずした。何故かって。俺の大声が織田家突入の合図だ。だから俺以外の人が今川義元を切ったほうがいい。だって忍びはあくまで影の存在だから。
織田軍…
「聞こえた!」
月花が急に叫んだ。
「信長様、鳥の声が聞こえた。いきましょう。」
「全軍突撃‼」
信長様が大声を上げると、大勢の人が思いきっり、今川軍に突撃した。もちろん私も行った。来る敵はみんな切った。あとで信長様に褒められたけど、私よりも月花が凄かった。
「今川義元、打ち取ったり!」
そんな大声が戦場に響いた。たまたま信長様の近くにいた私と月花は、信長様の命令で清須城に帰ることなった。
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