第六話

「濃姫様、お市様、桶狭間にて今川義元の首打ち取りました!織田軍の完全勝利です!」

月花はそういうとパタンと倒れてしまった。それと同時に奥から足音が聞こえてきた。音のする方を見ると二人の女性がこっちに走ってきてた。恐らくさっき月花が言ってた濃姫とお市なのだろう。

「月花さん大丈夫?ってどなたでしょうか。あなた様は?私は織田信長の妹の市よ。」

「未来から来た信長様の軍師の風です。それと、あちらの姫様は?」

「あっ、あたしのこと?」

「聞こえてたんなら言ってください!」

「ごめんね、月花ちゃんなかなか起きなくて…」

「多分気絶してますよ。お姉様。それより風さんに自己紹介してください。」

「あたしは濃。織田信長の妻だよ~。よろしくね~風ちゃん。」

「それよりも、風さん。お兄様が勝ったって誠かしら?」

「はい、本当です!今川義元を打ち取りました!」

「あのお方ならやってくれると信じていましたよ~!」

「絶対嘘ですよねお姉様。毎日なぎなたの練習ばっかしやってましたよね。」

「お市ちゃんそれは言わないでって、いったでしょ!」

「もうそろそろ信長様達帰ってくるとおもいますが。あっ、月花大丈夫?」

お市様と濃姫様と話をしてると月花が目を覚ました。

「うん大丈夫。ちょと疲れただけ。」

「本当に大丈夫?」

「大丈夫だから。安心して!」

「あっ、お兄様。お帰りなさいませ。勝利おめでとうございます!」

「ありがとな市。月花、風、今回は初陣にしてよく頑張った!今度褒美を取らそう。」

「「はい!」」

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