心を、まるで鳥の羽でくすぐられたような、そわそわした気持ちになります。

 タイトルにある通り「超能力」と「スカート」が関係するお話です。

 読んでみると、「(制服を着ていることとシチュエーション的に高校生だと思われます)女の子と男の子が資料室に閉じ込められて、出るために男の子の超能力を使う」という大変シンプルな構造の内容です。しかも閉じ込められたのも、ただドアに何かが引っかかって動かなくなってしまっただけ。

 でも、密室に年ごろの男女二人だけなので、何の気もなくても相手を意識してしまうもの。そのため女の子の語りを読む限り、お互い早く脱出したいと思っています。
 すると男の子は言います。

「四十七センチのものがあれば、超能力が使えるからここから出られるかも」と。

 しかし中途半端な数字ゆえに、なかなかそんなものは見つからない――と思ったらあるではありませんか。女の子の制服のスカートが! それをどう使うのかが気になった方は是非続きをお読みください。

 やましいことは一切ありませんが、二人のやり取りを見ていると、何といったらいいのか……心を鳥の羽でくすぐられたような気持ちにさせられます。

 皆さんどういう感覚を持つのか分かりませんが、気になった方は読んでみてはいかがでしょうか。

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