彼岸を越えた幽世の怪異と謎!何がどう絡んでいくのか目が離せません!

現世の堺を超えるとそこは、江戸の街並みそのままに妖の生きる世界。
そこを幽世といった。

そこに迷い込んだひとりの高校生平良君。
のっぺら坊に誘われて、その幽世とその"扉の鍵"を管理する弥勒という少年と出会う。

その弥勒こそがこのお話の主人公――。

彼は、式神を操り、幽世の怪異を解決していく!!!!

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このお話の素敵なところは、幽世の妖の生活は江戸の時代に近くて、不思議なことも多々あるけれど、とても『人間』くさい生活が営まれているとことです。

そして、一見主人公の立ち位置にいるこのお話の『ワトソン』の平良君の数奇な人生(が終わって幽世に来ているのですけど汗)と、その能力。
彼は、不幸が向こうから寄ってくるかの如く、とにかく不幸満載な人生で、でもでも、壊れたものを修復してしまう稀有な能力があり……、そこから紡がれる物語は笑いあり、ハラハラあり、でも、ほっこりとする魅力が光ります。

そして、その生い立ちの謎。

主人公弥勒の管理する幽世の世界を脅かしつつある穢れの陰謀も見え隠れしてきたこの物語。

何がどう絡んでいくのか―――目が離せません!

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