あやかしの暮らす幽世にやってきた男子高校生、よろず屋で活躍する

なぜかいつも不運に見舞われる男子高校生「平良(たいら)」は、
ある日突然、幽世(かくりよ)に転移する。
何がどうしてこうなった? と直前の記憶が思い出せない平良。

妖怪の如き姿をした人々が闊歩する江戸風な街並みの中を怯えてさまよい歩くが、
美少女と見紛う美少年「弥勒 梓朗(みろく しろう)」につかまり、よろず屋の一員として働くことに。

平良はなぜ幽世に来てしまったのか?
よろず屋の愉快な仲間たちの過去は?
などなど謎を織り込みながら、
ほっこりとしたキャラたちのやりとりと、
時々「鬼を無に帰す」ためのバトルとを取り混ぜつつ、物語は進行します。

まず情景が目に浮かんでくるような描写にワクワク。
お江戸情緒あふれる街並みや、キャラたちの着物や装飾品の描写が細やかで美しい。

また登場人物たちも一人一人個性豊かなので、思い入れのあるキャラがきっと見つかることでしょう。

鬼と対峙するバトル要素もあり、おいしそうな食事シーンもあり、キャラたちの軽妙な掛け合いもあり、
多方面に満足させてくれます。
まだ5万字以内なので、最新話に追いつくのも簡単。
今のうちにぜひ読み始めましょう!

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