祈り、それは愛のかたち

ここに綴られた七つの物語はすべて、誰かの祈りです。
そしてそれらはいつも、誰かのための祈りでもある――
自分の幸せを願う利己的な欲求ではなく、愛する人の幸せを願う神聖な祈りなのです。

どれもあたたかい気持ちにさせてくれる物語ではありますが、
それだけではない、一抹の悲しみを含んでいるものが多いです。
悲しみを吞み込んで、誰かのために祈れること――それこそ愛のかたちなのではと気付かされる短編集です。

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