祈りが届くことを願って

創作物、もちろん小説も、自分自身の想いだったり心の内面が投影されることがままあります。意図的にしろ、無意識的にしろ。その中でもエッセイというものは当然、それが強く投影されます。いや、投影というよりも鏡と言った方が正しいかもしれません。

この作品のテーマは『祈り』。そして『リアルエッセイ』。体験をしたのは作者様ご自身ではありません。それでも書くからにはやはり内面が強く反映されます。優しく紡がれる言葉。読んでいて流れ込んでくる『祈り』というテーマ。とても幸せで優しい世界観でした。

ネタバレにならないように書かせて頂いているので抽象的になってしまいましたが、私は第二話が一番好きです。恐らく、私と同じく実際に経験された方も多いのではないでしょうか。だからこそ、心に届き、響いてきます。ぜひ読んでほしいな、なんてことを考えながらこのレビューを書かせて頂きました。

私と同じ様に、貴方様の感情を揺さぶられることを祈って、レビューとさせて頂きます。

その他のおすすめレビュー