ハッピーガール

さらりと読みたいとき、和みたいときにどこから読んでも大丈夫な作品で、好きです。

どのエピソードにも「好き」と「ハッピー」が詰まっています。

どこから読み始めても「好き」と「ハッピー」が飛び出します。

それでいて甘すぎず、少し距離をおいたところから丁寧に登場人物を描いているように思います。

練乳の甘さというよりも、はちみつをかけたヨーグルトの甘さと言いましょうか、甘さと爽やかさの同居した読後感が素敵です。

休憩時間や、一日の終わりに、癒しが欲しい時におすすめです。

好きなものがあると、幸せな気持ちになりませんか？
それがお菓子であれ趣味のものであれ、テレビ番組であれ……兎に角、あなたが好きだなって思うものが目の前にあったら、そう考えるだけで嬉しくなることってあると思うんです。

こちらの短編集に登場するのは、好きを前にした女の子たち。
場所や人、違いはあれど、みんな好きだという気持ちを持っているんです。
だから、どのお話もあったかい気持ちになれるんですね。

あなたの「好き」はなんですか？

ほっこりしたい方には、すごくオススメです！
短い話でありながら、登場人物達の人となりが分かる、丁寧な文章です。