土井タイラ

最後まで読むと冒頭からもう一度読み返してしまう謎の中毒性があります。くせになる。

「ペンライトの波」という素敵な表現に惹かれて読み始めました。

もどかしささえも、ときめきの原動力になる。アイドルとはそういう存在だということを改めて強く感じる作品でした。

子どもの健気さと愛らしさが、短い文章の中に凝縮されています。わざとらしいところがなく、純粋にかわいいなと思いました。

わかるわかるーと思いながらほんわかした気持ちで読み進めていったら、最後の一文が心にブッ刺さりました。楽しくて、とても記憶に残る作品だと思います。

どのエピソードにも「好き」と「ハッピー」が詰まっています。 どこから読み始めても「好き」と「ハッピー」が飛び出します。 それでいて甘すぎず、少し距離をおいたところから丁寧に登場…続きを読む