過去問


 過去問はなるべく早く目を通します。まずは大体の感覚を掴みます。

 傾向と対策を考えていく訳ですが、英国数が特に変化が起こりやすいので注意します。最新の入試情報にアンテナを張っておきます。

 英語と国語の高いリーディングスピードの要求、数学の基礎問題からの応用問題と毎年傾向が変化していきます。それらに対応する力が必要です。

 毎日の学習には英国数を主に取り入れます。理社は適宜、学習していきます。

 理社は基礎部分は独学で問題ないかもしれませんが、応用問題やより深い知識の要求に対応するため予備校の少しレベルの高い講義を取ります(共通テストの場合は必要ないでしょう。受験生各自が必要に応じて対策しましょう)。その後に、問題集や過去問題で対策していきます。


 時間を計って過去問題を解きます。それぞれの大問に何分かけるのかは受験生自身が自由に決めます。最終的に時間内にすべての問題が解ければ問題ありません。

 答え合わせをしていきます。間違った問題はもちろん解説を読んで、次は正解するようにします。難問、奇問は時間に余裕のある時か捨ててしまっても構わない。他の受験生が正解する基礎問題を確実にまた、難度の低い応用問題を正解することの方が大切です。

 正解しても正解までのプロセスに問題はないか確認します。共通テストはマークなので、適当に回答しても正解する場合があります(数学はそうはいきません)。プロセスに問題がある場合は、正しいプロセスを解説を読み理解します。次に同じ問題が出題されたら必ず正解しましょう。


 国立大学は基礎問題と応用問題が、特に基礎問題が私大に比べて多いように感じます。逆に私大は基礎問題というよりは応用問題もしくは難問・奇問が比較的多い感じを受けます。

 いずれにせよ、基礎問題は落とせません。ここを落とすと合格が遠退きます。

 春~は基礎固めが重要になります。夏は応用や過去問をバリバリ解いていきます。秋は模試等を利用して、試験環境に慣れていきます。冬、冬は短いです。あっという間です。この時期は問題慣れをします。また体調を整え、本試験で実力を発揮できるように準備をします。

 この時期に基礎固めしていると、合格は難しいと思います。逆転合格と謳う本が書店に並ぶことがありますが、冬(受験シーズン)からの合格可能性は低いと覚悟するべきです。ランクを落とすか、浪人するか、選択肢はいくつかあります。納得のいく決断をしましょう。



 ここまで、浪人生時代の情報と私自身の体験を元に書きました。私はセンター利用でMARCHに合格しましたので、一般入試は受けていません。センター利用と一般入試、どちらで受けるか。私は断然センター利用(現在、共通テスト)を選びます。なぜなら、点数が稼ぎやすいからですし、対策もしやすい。基礎問題が中心のセンター試験は、負担が少ないのです。

 私は「落ちこぼれ」と指を指されながらの大学受験でした。ですが二浪目でMARCHに合格すると、周りの人の私を見る目が違ってきました。


「また不合格? まあ当然か、底辺高校出身だもんね(笑)」

「○○大学、合格したよ」

「……! は?! ○○大学?! 嘘つかないでよ!」

 合格証書を見せる。するとその子は悔しそうに去っていった。


 世の中そんなものでしょう。別に東京大学を狙わなくてもMARCHでも十分に周りが認めてくれました。人生が変わりだしました。

 私は落ちこぼれです。頭も悪いです。私はMARCH合格への戦略を考えました(『私の戦略』、他の記事参照)。私は少し細かく調べて、合格できそうな大学や学部を絞り込み、そのために必要な知識を予備校で学びました。少し邪道かもしれませんが、合格した者勝ちです。合格して初めて価値が生まれるのです。


 さあ、MARCHに行こうぜ!



※私は事情があり大学に入学はしていません。大学のキャンパスライフは記事として書くことができません。ですが、この記事を読んでくださる受験生の方々、合格後はMARCHに入学することをお勧めします。人生変わると思いますよ!




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