油断してると、涙腺が・・・・・・。

序盤はどちらかといえばコメディ系かと思っていたのですが、
物語は穏やかな基調で、しんみりと心に入ってきます。

「旋律」とは、「音の高低・長短の変化の連続した流れ」ということですが、
作者様の奏でるこの物語には、それ自体がぴったりの言葉ではないでしょうか。

文章を奏でる。読んでいると、聴いたこともないはずの音色が、
人と人との物語に、穏やかに響いてくる。

読み手にとって、きっと得難い体験になるはずです。

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