いと尊き推したちを愛する。オタク主人公の、至極と地獄の推し活ストーリー

能力には全て、代償が付きまとう。

この物語にとってのコンセプトであり、力あるものはそれだけのリスクを持つことになるという決まりでもあります。

良くも悪くも完璧ではない能力で、さまざまなバリエーションを見せてくれる本作。
能力を使った工夫も凝らされており、世界観も理解しやすいです。

主人公であるイブキは根っからのオタク。
推しのためならえんやこら。
山あり谷ありなんのその。

要するに、ちょっと残念だが、それ以上に魅せ所の多いイケメンくんである。
対して、その周りで鮮やかに色づく女性キャラたちの華やかなこと。

皆さん、よりどりみどりですよ。
(推しの色は何色ですか?(私は白黒です))

どの子にもこれと分かる個性があって、文字からイメージカラーが溢れてくるほどです。
色んな女性キャラを楽しみたい方にも、かなり向いている作品だと思います。

読みやすさ、基盤となる文章力、ストーリー構成。
キャラクターの魅力や世界観、全てにおいて素晴らしい物語でした。

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