蒼は必ず訪れる。まだ青いバディが祓う、成長と絆の物語

凸凹しているように見えて、向きを変えればぴったりとはまる。

朝緒と逢魔という魅力的なバディと、その周りを囲む個性豊かなキャラクターたち。
特に、桃という名前でありながら、最強枠でもあるお兄さんにギャップでやられました。

タイトルの回収も秀逸で、すっと頭に流れ込んでくる文章がとても読みやすかったです。
書籍化されているということで、もっと先のストーリーまで覗いてみたくなりました。

祓い屋、幽世、和のテイストを感じる世界観に加え、異形という人ならざるものが跋扈している設定などなど。
ストーリーが新鮮で、読み進める手が止まりません。

文章、構成、キャラクター。
どれを取っても秀逸な物語です。

まだの方はぜひ読んでみてください。

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