一角乙女と初物黒竜の可愛らしい救国物語

疫病が蔓延するシデ村を救うために、トルジカ村にやってきた、テンガン領、領主の末っ子・イズモ。
そこで出会ったのは、紙袋の目出し帽を被った、自称『美少女』のユニファだった。
しかし、顔を隠しているのはイズモもまた同じ。兜を被り、身分を隠していた。

けれど、ユニファはタイトルにある通り、一角乙女。
初物イズモに惹かれますが、素直じゃないんです。
それはイズモも同じで、お供のガーゴイル、キンとギンがそれを茶化します。

ストーリー展開もさることながら、テンポが良く読み易いです。
その上、ピュア同士のじれじれや息の合ったやり取りなど、読者を虜にさせます。
何分、それだけ二人が可愛らしくて初々しいのです。

是非、読んでそれを感じてみてください。

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