なぜか悪役視点が楽しみになってくる不思議

タイトルが全てを表している通り、地味な聖女が実は……、というのを、これでもか、と詰め込んだ痛快な作品でした。
主人公の聖女視点と、彼女を追い出したキアーラ視点が交互に掲載される構成が、次にくる展開への予測と期待感を高めていて、「次はキアーラ視点です」という次回予告を楽しみに感じながら、一気に最後まで読めました。