つい、惹かれたにしては

 怪異と悪友に振り回される主人公に笑ってしまうが、本人からすれば冗談ではないだろう。なんとなく、やんちゃな猫が自分の頭に乗っているのを眺めている犬のような雰囲気だ。

 必読本作。