守り手

 少女の気持ちもわかるし、ぬいぐるみの気持ちもわかる。わかるというだけではなんの解決にもならない。しかし、読者は時には主観的に、時には客観的に作品を俯瞰したり凝視したりする。そしてこう思うのだ。『ああ面白かったな』と。

 必読本作。