短い中にも作者入魂の仕かけが冴える。とはいうものの、『その道』については主人公の経験がまだまだなようである。それがまた喜ばしくも微笑ましい。 必読本作。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(109文字)
迷宮入りの謎があれば警部が頭を下げて依頼するのは、女子高生探偵、川端侑花!今日もお任せくださいと胸を張るけど、その心中は(アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!!何故なら、いつも『強運』により解決の糸口の方から彼女の目の前に垂れ下がって来るから――でも今回の一件では一向にミラクルが起きなくて!?解けないと困るんです。頭脳明晰な助手の従兄に先に解かれたら困るんです。その理由とは。ミステリーとしての腑に落ちる快感は勿論、恋愛の風味は添えるというよりまぶされてとても美味しい。シリーズ化を望まずにいられません!
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