引っかかりを覚える

 ツルツルした面である。見た目、そのようである。まだ、身体を預けて滑ってはいない。実際にやってみる。滑らない。表層で滑らずに何かが引っかかってくる。それは違和感として捉えられるだろう。手前勝手に滑りそうだと予測し、その予測が外れた。その時人は苛立つのかもしれない。苛立ちが起こるという感情の起伏の起こり方、起こし方というのは、存外、こんなところに起因があるのかもしれない。

 

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言の葉の集い 【実験小説】 higansugimade @y859

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