最終話 ノーヘイト(4)への応援コメント
迫真の戦いでしたね!
親の苦言で日和りそうになりながらも、個人として尊重される憲法を体現するかの様な展開で、何とか勝利を手にする事が出来ましたね。
事の大小はあれど、自分ではどうしょうもない出生や身体の特徴で差別される事があってはなりません。
物語の初めには「髪の色を黒く染める」事で波風を立てない事で自身を保っていた少女から、「自己」を確立して「個人」になってゆく姿はハラハラしつつも頼もしく感じました。
日本のリアルな社会問題を取り上げた素晴らしい作品でした!
改めて、企画にご参加頂き、ありがとうございました!
作者からの返信
挫折もするしまだまだ成長途上ではございますが、ここに至るまでの彼女たちを見守ってくださり、当人たちに代わってあつく御礼申し上げます。
本作は、少女たちが主要登場人物であるにもかかわらず、いわゆる美少女ものというわけではありませんので喜んでいただけるか不安もありましたが、おひとりキャラバン隊さんのご期待には多少とも応えられたかなと内心安堵いたしております。
さすが、社会派作品を集める企画を立ててくださった方というべきでしょうか。こちらこそ素敵な出会いの機会を設けてくださり、ありがとうございました。
第十二話 我慢しない!(4)への応援コメント
ある意味、真理ですね。
「暴力以外なんでもアリ=非暴力」
社会においては相手も同じ「なんでもアリ」な事が多いですけど。
さあ、また最強タッグが仲直りした様で、これからクライマックスに向かっていく予感がしますね!
作者からの返信
ご期待ください!
第十二話 我慢しない!(1)への応援コメント
「非暴力」は前提であるべきではありますが、人間とは不思議なもので、言葉で対処できない怒りのはけ口が無いと暴力的になってしまったりする生き物なんですよね。
それを忍耐力で押さえつける事で、メラメラとした憎悪が心の中でくすぶっている状態になってゆく・・・
日本は平和と言われていますが、内面は戦乱時代の様なカオスになっているようにも思えてきますね。
作者からの返信
内面でいえば、どこの国民や民族も同じようなものでしょう。モラルに差はありません。目に見える社会の仕組みで、それぞれにおいて発生する害の量が決まるんですね。日本の場合は、差別を防止するための仕組みがほとんどない。差別した者勝ちというのが現状です。暴力については、これでもかというほど優れて抑止できているんですけどね。
第十一話 遠埜霧さん(1)への応援コメント
学校内の問題の隠蔽や、歪曲した情報公開、更には思想の押し付け…
様々な問題が入り乱れて来ましたね。
差別という問題から派生する「視点の違い」による分断が背景にありますよね。
闇の深さがどんどん露わになってゆく流れになるのてしょうか…
先を追わせて頂きます。
作者からの返信
早くもここまで読んでいただき、ありがとうございます。
「視点の違い」ならば相対的なもので、これはもう諦めるしかありませんが、あらゆる立場を超えた絶対的な何かも、世の中には存在するのではないでしょうか。その何かこそが社会の分断を解消する光であると、霧ならば、クソ生意気にもきっとわれわれ大人に答えてくれるでしょうね。
第三話 わたし、おめでとう(1)への応援コメント
炎上したSNSの誹謗中傷に対応していくなんて・・・考えただけでも恐ろしいですね・・・
作者からの返信
なにせこの時点での風歌は、その恐ろしさを知りませんからね。
まだ無邪気な子供なんです。
第二話 話せば分かる?(5)への応援コメント
悪事は悪事を働く者と、それを見過ごす者で出来ている。
今の自民党を見ていると、この言葉が染みますね。
しかし、SNSで炎上している様で、少し心配になりますね・・・
先を追わせて頂きます。
作者からの返信
裏金問題といい、自民党は昔からああですよねえ。
いついつまでも変わらない。同じ事の繰り返し。まさに悪行をなす当事者だけでなく、それを許し、放置する側との共同作業でもあるんですね。悪人だけでは、悪いことはそんなにポンポンとできません。
第一話 まっすぐ怒れ(4)への応援コメント
気持ちが動きましたね。
昔の学生運動華やかなりし頃とは違い、今は自己主張は「悪」だとされていますからね。
気が付けば大人の事情で抑圧される子供達・・・
その子供達の視点で、これからどんな展開になるのか、追わせて頂きます。
作者からの返信
自己主張も、男性ならまだ許されるんですよ。目立つ女性がとにかく叩かれる。特に若い女性が。活躍する若い女性を好んで叩く者たちがいる。そんな残念な世界の一隅で、「叩かれる側」のあらがう姿を描いてみました。どうぞご期待ください。
第一話 まっすぐ怒れ(1)への応援コメント
企画へのご参加ありがとうございます!
なんだか、ブラック校則のオンパレードって感じですね(笑)
いまも昔と変わらず訳の分からないブラック校則が蔓延していると聞いた事があります。
これも社会問題の一つですね。
私も中高生の頃、「くせ毛の証明書を出せ」という、訳の分からない証明書を毎年提出させられるという恥辱を味わってきました。
はてさて、そんな校則にも準ずる覚悟の主人公の様ですが、これからどんな展開になるのか・・・
拝読させて頂きます!
作者からの返信
おひとりキャラバン隊さん、こちらこそありがとうございます。拙著を読んでいただけて嬉しいです。
くせ毛の証明書ですか。パーマ等が禁止の学校なんですね。学校側の理由は分かりますが、そもそもそんなルールの存在自体が間違っていますね。髪型と学問を修得することとに何の関係があるというのか。いや、ない。
編集済
第五話 カウンターの資格ねーよ(4)への応援コメント
ここまで読ませていただきました。
星をつけ忘れておりましたので、今更ですがつけさせていただきます。
すっかり星を入れていたつもりになっておりました。失礼しました。
作者からの返信
これはご丁寧にありがとうございます。
星はもちろんありがたいですが、拙著を読んでくださっていることが何よりも嬉しいです。
第二話 話せば分かる?(5)への応援コメント
悪事を働く者と、見過ごす者。
突き刺さります。
振動し続けるスマホ……恐怖ですね……。
作者からの返信
プラナリアさん、コメントありがとうございます。
教室のいじめから国家間の戦争まで、実際のところ根っからの悪人というのはそんなにいないんですよね。大多数の人が傍観者です。
第一話 まっすぐ怒れ(4)への応援コメント
コメント失礼します。
拙作をたくさん読んでいただき、ありがとうございました。
この作品は、単なるプロテスタント小説ではなく、大人こそが読むべき小説ですね。
非常に難しいテーマを書き上げた筆者様を、尊敬いたします。
じっくり拝読させていただきます。
作者からの返信
こちらこそフォローまでしていただいてありがとうございます。
はちさんの作品はいずれも大人気なので、自分もいろいろと学び取ってやろうという邪な動機で楽しく読ませていただいております。
第三話 わたし、おめでとう(1)への応援コメント
こんにちは。コメント失礼します。
風歌さんのSNSへのコメントで絶句してしまいました。衝撃的です。
作者からの返信
リオンさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
衝撃的ですよねえ。ただ実際、炎上の標的にされている人のSNSを覗くとこんな感じなんですよねえ……。
プロローグへの応援コメント
プロローグ?エピローグ?いや、ここからまた物語が始まるのだから、やはりプロローグで良いのか。
しかもまさかのコイバナ⁉ま、青春小説だし。伏線もありましたね。
プロローグ・エピローグを有する作品は多いですが、小説としては位置付けがなかなか難しいかもしれないな、と思っています。
私も自作長編でプロローグを始めに置いていますが、web小説だとそれを飛ばして1話から開始したほうが、明らかにテンポが良いんです。その証拠に、プロローグだけでお帰りになる読者さんが約半数。
それでも、「このプロローグは必要」と思い、残しました。
ラストにプロローグを持ってくるアイデアも、手法としてアリですね。
完結、お疲れ様でした。
作者からの返信
はい。何の変哲もない平凡な恋の始まりですね。
一つだけ異なる点は、風歌の見初めた相手が、たまたま在日コリアンの少年だったということです。
エンタメの世界ではまず登場しないところの在日コリアンです。
少年漫画の主人公には選ばれませんし、なろう系で異世界に転生することもありません。ミステリで名探偵にはならないし、スポーツもので優勝することもない。少女マンガもしかりです。プリキュアにも仮面ライダーにもいません。
まれにどうにか登場できたとしても、差別問題がテーマの作品に必ず限られるマイノリティなんですね。
そんな相手に、風歌はおそらく恋をしてしまった。
従来の作品なら存在しないはずの彼を。いないことにされてしまう属性の彼を。
けれども、風歌はこれまでの反差別活動によって、在日コリアンの彼とも、マジョリティが相手の場合と同じような普通の恋ができる資格を得たわけです。
霧たちといろいろ頑張っているうちに、いつしか見えない障壁を乗り越えていたんですね。
ただ残念ながら『叫べ、風歌 東京カウンタープロテスト』は、そのタイトルどおり差別問題をテーマにした作品であって、どこにでもある平凡な恋を描くものではありません。
なので、われわれはせいぜい二人の明るい未来を想像するだけにして、そっと本を閉じることにしましょう。
――――――――――――
小説に限りませんが、作品を鑑賞する際は、その始めがもっとも気力を必要としますので、プロローグから始めると、第一話と合わせて実質的な開始が二つになり、気力がより必要になってしまいます。それだけのデメリットを踏まえてもなお、プロローグを設けるメリットがあるかどうかですね。それは作品の内容次第だと思います。プロローグがうまく決まるとカッコいいですしね。
最終話 ノーヘイト(4)への応援コメント
彼女ら、彼らの闘いと日常は終らない。時に激しく、時に穏やかに。
誰にでも訪れうるささやかな波風の中で、泣いて笑って怒って、成長していって欲しいものです。
そして、少しでも世の中が前進することを願って、私も今日も生きていこうと思います。
プロローグ、どんなエピソードかな。楽しみだ。
作者からの返信
ついに本編終了です。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
しょせんは文字情報でしかない小説の中の彼らですが、そこに生き生きとした息吹と物語終了後も続くであろう人生を想像してくださるなら、作者としてこんなに嬉しいことはありません。私自身が大いに励まされます。
最終話 ノーヘイト(3) への応援コメント
プロローグを残して、あと1話か……。
読み終わるのがちょっと勿体ない、と感じとります。
作者からの返信
ありがたいお言葉……!
そんな奇特な方も万に一人くらいはいらっしゃるかと妄想して、最後は通常よりも倍ほど長くしておきました。どうぞご期待ください。
編集済
第十一話 遠埜霧さん(4)への応援コメント
「修高のグレタ嬢」こと霧の実家は街の古書店でしたか。本人が望めば色々な知恵が手に入る、文化的な環境で育ったんですね。
若い頃、引退後は偏屈な古本屋の親爺になって人生の終幕を過ごしたい、と夢想していました。学生時代には売るのも買うのも、ずいぶんお世話になったものです。
そんな牧歌的な商売が、もう成り立たない寂しい時代となってしまいました。
作者からの返信
古書店ばかりか、書店すら潰れる時代ですからねえ……。
ただ、今でもレコード屋さんはわずかながら残っていますし、書店も古書店も絶滅まではしないのではと思います。
特に、本を売る商売というのは大昔からありますからね。
歴史が長いものは、これからも長く続きやすいんです。
第十話 ポリティカルコレクトネスはお願いなんだ(1)への応援コメント
「福田村事件」で最近クローズアップされたのが、記憶に新しいですね。
差別意識、ヘイトは周縁を侵食して、人の心や関係性を蝕んでいく。
高校生の彼女たちには、いずれ自分の頭で判断ができる人間になれるよう、文献だけでなく複数の視点からの舞台や映像作品など、様々な記録や創作物を体験して欲しいと願います。
作者からの返信
その福田村事件ですが、日本人が日本人を殺したという点で、一連の虐殺事件の中でもいささか特異なんですよね。
ご存知のとおり、犠牲者でもっとも多かったのが朝鮮人、次におそらく中国人だったわけですが、虐殺から100年目にあたり、この日本という国においては、その特異な事件がまず最初にクローズアップされたんですよね。
もちろん、当映画やその制作者が悪いわけではありません。
私は未見ですが、十分に良い作品であったと聞き及んでいます。
すでにご覧になった方々も、自分たちの祖先が犯した罪ときちんと向き合いたいという真剣な思いをお持ちなんでしょう。
ただ、負の歴史を反省するという行為にすら、こうしてマイノリティとマジョリティとの間に、きっと無意識なんでしょうが、やはり扱いに差が生じてしまうわけです。
こうした差まできっちり埋めるのは容易ではありません。
大石さんのおっしゃるとおり、文献だけではダメなんでしょうね。知識を学ぶだけでは。そのほか様々な体験も必要になってくるよと。
僭越ながら、その体験のほんの一角にでも拙著があれば……と図々しくもひそかに思っております。
編集済
第一話 まっすぐ怒れ(4)への応援コメント
この作品は、現代社会における若者の悩みや希望をリアルに描いていますね。そんな中で風歌と霧の対立と協力が面白いです。彼らの言葉には力があります。風歌の成長が素敵です。霧も最初は嫌いだったけど、だんだん魅力的に見えてきました。彼らの活動がどんな結果をもたらすのか楽しみです。
作者からの返信
神崎さん、たびたびのコメントありがとうございます。
登場人物たちと同じように心を揺さぶられてくださったなら、こちらも書いた甲斐があったと嬉しくなります。
第一話 まっすぐ怒れ(4)への応援コメント
ごくたまに、霧のような自律し、自立する若者がいるんですよね。この人格がどのように形成されたのか、興味があります。
作者からの返信
ネタバレではないので打ち明けますが、実は霧の半分くらいは環境保護活動家のグレタ・トゥーンベリ氏をイメージしております。
編集済
第一話 まっすぐ怒れ(3)への応援コメント
こんにちは。タイトルや章タイトルのセンスに好ましさを感じておりましたら、「ウインドウズ2000」を装備したスタンドアローンのデスクトップ、そして「マイコン部」のまま今に至る部活動が出てきました。
高校の前時代的な頑迷ぶりを、うまく象徴した表現だと思いました。
少女たちのプロテストが今後どう進んでいくのか、楽しませていただきます。
作者からの返信
大石雅彦さん、初めまして。こんにちは。
拙著に興味を抱いてくださってありがとうございます。
タイトルも章タイトルも悩み抜いて決めたものなので、誉めてくださると嬉しいです。
ぜひ楽しんでいってください。
第一話 まっすぐ怒れ(3)への応援コメント
霧はなぜ学校に反抗するのか。風歌は自分の本当の色を見つけられるのか。
自分達の色ぐらい選ばせてあげれば良いのに……。
ふたりの運命はどうなるのか。彼らの成長と葛藤に共感しながら、物語に引き込まれますね。
作者からの返信
「自分の本当の色」――良い言い回しですね。
本編では使っていなかったと思います。
実は本作の完結後も、誤字脱字の訂正や細かい範囲での修正をこっそりと加えておりますので、もしかすると、いずれ「自分の本当の色」のワードも用いるときが来るかもしれません。
その際は、「この箇所は神崎さんのおかげ」と、今から先に申し上げておきます。
第一話 まっすぐ怒れ(2)への応援コメント
この章は風歌と霧の対照的な性格や立場を巧みに描き出しており、思わず彼女たちの成長や友情に応援したくなります。
また、校則や教師などの社会的な圧力と闘う姿は、現代の若者たちにも訴えかけるメッセージがあると感じました。
「美しき反逆者と普通の女子高生。彼女たちの友情は、厳しい校則に打ち勝つことができるか」
頑張れ負けるな! 風歌と霧よ。
作者からの返信
どんどん応援してやってください!
風歌は言うまでもなく、霧といえども一人では何もできませんので。
応援や味方がどのくらい集まるかに、すべてはかかっています。
あと、せっかく若者へのメッセージとおっしゃってくださいましたが、私自身、若者に偉そうに言える立場にはまったくなく、むしろ「若者にばかり頑張らせるな」と、同じ大人に言いたいですね。
初めからわれわれ大人がしっかりしていれば、すべてそれで済むんですから。
もちろん、悪いこと、間違った行いなどもってのほか。
大人たちよ、ちゃんとしよう。
編集済
第一話 まっすぐ怒れ(1)への応援コメント
この作品はスリリングで読み応えのある小説ですね。政治やメディアの裏側を詳しく描写しており、現実味があります。
また、風歌の成長や葛藤も感動的に描かれており、登場人物に感情移入できます。特に、最後の展開は衝撃的でした。
作者からの返信
神崎 小太郎さん、この1-1の感想かと思いきや、全編読了してくださったのですね!
本作は、私自身が実際に見聞きしたことを基本に構成しておりますので、それで現実味があるんだと思います。
風歌たちに寄り添い、その成長等を最後まで見守ってくださったこと、大変うれしく存じます。
篤く御礼を申し上げます。
第一話 まっすぐ怒れ(1)への応援コメント
こう書く
これは
良くできた
の
良くできたは
誉めてない
これは
誰にも
ゆうなよ
これを
書いてるのは
この
バカの
皮を
被った
マイナ
じゃなくて
鈴華華恋
の
名前を
くれたのは
こう呼ぶ
この人は
何が
したいか
わからない
売りたいのは
わかるけど
ここまで
で
終わりで
お
第四話 デトックス、デトックス(3)への応援コメント
>男はこう、女はこうって
そうですよねぇ。知らず知らずのうちに、常識という名前の何かに絡め取られていますよね。
でも全ての文化や仕来りから逃れる事は難しそうなので、自分と違う人を受け入れる努力は今でもしてますよ。出来ているかどうか分かりませんが。
作者からの返信
努力されているだけで十分ですよ。
完璧な人なんていませんから。
問題の指摘に対して、指摘した人を逆に非難したり、問題の存在自体を否定したり……そんな人も多いですから。
@Teturoさんは、そうした残念な人たちとはまったく違うということです。
第二話 話せば分かる?(1)への応援コメント
参考までに伺いますが、この話の描写はリアルの現場を取材なさって書かれたものでしょうか? 試しに「ヘイトスピーチ 秋葉原」で検索かけるとどさっとコンテンツが出てきたので、まあ動画を子細に調べても書けるんかなとは思いましたが、場面の流れになかなか臨場感があって、「何も知らないまま生々しい現場を見た高校生」の戸惑いがとてもよく描かれています。資料だけでこれだけの文章をものしたとしたら、それはそれですごい、と思いましたが。
作者からの返信
取材というか、私自身、長年カウンターをしておりまして、その経験を踏まえたものです。執筆の際に改めて他人の動画や画像を参考にしたりもしましたが、自分自身で撮ったものもけっこうありますね。完全に資料を調べただけで描いたのは、8話前半のプライドパレードだけです。
ただ、「東京大行進」という別の反差別のパレードには参加したことがありますので、その経験を流用しました。
あとは実際にあったこと、実際に自分で見聞きしたことを、多少の脚色を施しつつ再構成したという感じですね。
プロローグへの応援コメント
ちょっと引くくらい思想ギトギトのこういったノリは大好きです。中々思い切った題材を取り扱いましたね。最後まで真正面から向き合って描き切ったこと、凄いと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
確かにカテゴリとしては「思想」を扱った作品になりますが、実のところ主人公たちが唱えているのは、もっとそれ以前のものなんですよね。「人を傷つけるな」という、ただそれだけです。思想というほど大層なものではありません。思想の場合は人それぞれでよいでしょう。いずれも一理あるものですからね。
最後まで描ききるのは物書きとしては当たり前だと自分などは思うんですが、そんなこともないと考える方もいらっしゃるでしょうし、これこそが思想ですね。
客観的にはどちらでもかまわないのでしょう。
ですが、褒められるとやはり嬉しいものです。
最後まで読んでくださったことも合わせて感謝の思いでいっぱいです。
最終話 ノーヘイト(4)への応援コメント
な、長い……そして文章カロリーが高い……
作者からの返信
すいません。クライマックスなもので、つい。
いくつかに分割しようかとも考えたんですが、場面も続いていますし、もうそのままにしました。
第二話 話せば分かる?(3)への応援コメント
たくさん応援をつけてくださってありがとうございます(◕ᴗ◕✿)
ゆっくりですが、楽しんで読ませてもらってます。
作者からの返信
こちらこそ、「拙著の霧と『百花繚乱 雷帝の後宮革命 〜イケメン女子高生は、後宮で冷酷無慈悲な雷帝の恋敵(ライバル)になる!?〜』の類さんが少し似ているようだ、どれ参考までに」という不純な動機で読み始めてみたんですが、楽しませていただいております。ありがとうございます。
第二話 話せば分かる?(5)への応援コメント
SNSって怖いですねぇ。
作者からの返信
はい、大人でも怖いものです。SNSだけでなく、匿名掲示板なども。
ここの応援コメント以外は魑魅魍魎の世界です。
第一話 まっすぐ怒れ(1)への応援コメント
タイトルとキャッチで、なんとなくこわごわと最初のページを開いてみたんですが、描かれた舞台は私自身がかつて経験した高校生活の雰囲気そのまんま(ちなみに大都市圏から遥かに離れた、県庁所在地でもない地方都市でした)。そういえばこの時代、生徒会でこういう話をぎゃんぎゃんやってたよなあ、と懐かしく思い出しました。
作中の規則だらけの都立高に関してですが、実際にこれぐらいのやかましい高校があるんでしょうか? 都立高の頭髪指導の問題は、一度仄聞したことがありますが、具体的な校則の中身まで、四十年前のド田舎校並にガチガチのところがあるとすれば、言い方は悪いですが興味をそそられますね。それとも、最近の方が生徒指導が柔軟性を欠いた、より杓子定規なものになっているのか。私の出身県立校ですら、生まれつきの茶髪は(ちゃぱつという言葉もなかった時代ですけれど)「そりゃ仕方ないな」で済んだもんですけれど。
それともう一点、男子の「長髪」というのは、いわゆるロン毛のことでしょうかね? 中年以上の世代だと、なまじ校則の文言としては、長髪=丸刈りではない、という意味で理解している人が多いです。ので、長髪不可と書いてあると、「お、みんな坊主にしとるんか」と勘違い……まではしないにしても、ちょっと迷うかも知れません ^^。別に異論を申しているわけではなく、まあジェネレーションギャップの笑い話として聞き流してもらっていいのですが、可能であれば配慮していただけると幸いです。
作者からの返信
湾多珠巳さん、コメントありがとうございます。
劇中のように校則が厳しい学校があるかとのご質問ですが、はっきりしたことは私にも分かりません。ただ、「マフラー禁止」のような個々の例はどれも実際にありまして、それを劇中の修応館高校に集約した形ですね。私が独自に創作した校則はなかったと記憶しております。
都立校に関しては、次のようなニュースがありました。
ツーブロック・下着の色…“ブラック校則”5項目を都立高校が4月から全廃 都教委に理由を聞いた
https://www.fnn.jp/articles/-/330343
第一話を書き上げたあとのニュースでしたので、一市民としては喜びつつも頭を抱えたものです。おかげで修応館高校は報道からこぼれた「最後の一校」となりました。
長髪についてのご指摘、大変ありがとうございます。丸刈り以外は長髪――確かにそうなる文脈も世の中にはありますね。気づきませんでした。
ただちに修正しました。
修正前
頭髪についての規定もあり、香りの強すぎる――と学校側が判断した商品のシャンプーおよびリンスは使用禁止。男子は長髪不可。なお、以前はツーブロックも不可だったらしい。何年か前、不合理な校則を全廃すべしという教育委員会からの強い要請を受け、大半の都立校がおおむね素直に従い、それが快挙として報道もされる中、本校においては、かろうじて男子生徒のその髪型くらいが、遅ればせながらしぶしぶ解禁されたとのことだった。
↓
修正後
頭髪についての規定もあり、香りの強すぎる――と学校側が判断した商品のシャンプーおよびリンスは使用禁止。男子は耳が隠れる程度の長髪不可。なお、以前は頭の下半分を刈り上げるツーブロックも不可だったらしい。
いったい、本校は男子生徒に耳周りをすっきりさせたいのかさせたくないのか……?
どうやら、答えは「させたい」だ。
実は何年か前、不合理な校則を全廃すべしという教育委員会からの強い要請を受け、大半の都立校がおおむね素直に従い、それが快挙として報道もされる中、本校においては、かろうじて男子生徒のツーブロックくらいが、遅ればせながらしぶしぶ解禁されたとのことだった。
こんな感じで、実は完結後もちょくちょくこっそりと細かい修正を加えております。すでに読了された方には申し訳ないので大きくは変えませんが、どうぞご了承ください。
プロローグへの応援コメント
読了いたしました。
差別を題材にした、かなり思い切った作品だと思います。
また、実在する場所・地名を使われており、馴染みがあったのでかなり物語がリアルに感じました。
日本人相手でも差別問題は無くなっていませんし、未だに女性軽視の傾向が強い地域や企業もあります。今は反差別や反ハラスメント、アンコンシャス・バイアスのような概念も広がりを見せていますが、一方でそういった反差別意識の広がりを逆手にし、利用・悪用するような人も残念ながらいらっしゃいます。漠然とした規則や法律としての「反差別」だけではなく、それを理解するベースとして差別やハラスメントについて「学び」、相手の立場や思いを汲んで尊重する「思いやり」の心を子どものうちから、また大人になっても育んでいきたいものです。ヒトの脳や心の環境が変われば、状況も少しずつ改善されていくように思います。
拝読させていただき、勝手ながらそんな風に感じました。
本作を読まれた方が、差別について考えるきっかけになればいいなと思います。
作者からの返信
下東良雄さん、拙作を最後まで読んでくださったうえ、コメントとたくさんの★まで付けてくださり、心よりお礼申し上げます。
拙作がリアルなのは、個々のエピソードに、事実を基にしたものが少なくないからですね。ただ、エンタメ作品ということで面白おかしく誇張した部分もあれば、そのまま全年齢向けとして読者の皆様にお届けするにはショックが強すぎるからと、逆に描写を抑えた部分もあります。ヘイトスピーチに至っては、ストーリー上どうしても必要な分を除き、極力描かないように努めました(悪者なのにあえてあまり悪く描かないということで、純然たるエンタメ作品としてはきっと失格なんでしょうね)。
反差別を悪用している主な例としては、劇中でも少し取り上げましたが、「在日特権」が思い当たりますね。ずはり、「在日には特権があり、日本人は彼らに差別されている」というものです。もちろんそのような特権などデマであり、「在日特権を許さない」と主張している側こそが差別をしている側なんですが、下東さんのご懸念どおり、そうした錯誤のほうがまかり通ることも実際には少なくありません。
さらにおっしゃるとおり、学びが大事になってきますね。先の「在日特権」のような嘘を見破るにも学びが不可欠です。また、学びを活かす行動も合わせて必要です。ですが、学びも行動もいずれも大変な労力が伴います。その労力を惜しまない心、それこそが、思いやりから生じるものだと私などは考えます。
第一話 まっすぐ怒れ(3)への応援コメント
最近は世間でも多様性を認める声が多くなりましたね。
私も地毛が赤茶色っぽいです。幸い私服校だったので髪色は自由でしたが。
あんまり校則で縛ると逆効果な気はしますね。
瑞々しい青春の一ページを切り取ったような美しい文体ですね。
作者からの返信
八十科ホズミさん、コメントありがとうございます。「やそしな」さんとお読みするのでしょうか?(違っていたらすみません)
私服校でしたか。それはまたとても進んだ校風ですね。うらやましい。
うちは普通に制服で、校則もまずまず普通といったところでした。
校則については、まあ学校側の言い分もあるんでしょうが、おっしゃるとおり、厳しすぎるのは逆効果でしょうね(ここでこういうことを書くとほとんどネタバレになっちゃうんですけど、ミステリではないので平気)。
文体についてのお褒めのお言葉、恐縮です。ただただ読者の皆様が読みやすいように、自分でも意味が分からないような難しい言い回し等は避けるように心懸けているのみです。
私も八十科さんの作品『姫と忍びの忍法帖』を、序盤ですが拝読しました。
……完全にプロの文章じゃないですか! 歴史小説にぴったりのちょうどよい具合。頑丈だけども柔軟な芯が一本通ったような読みごたえ。ほれぼれしました。
第八話 ヘイト集会中止(3)への応援コメント
こういう反社というか学生闘争的なノリは大好き。
作者からの返信
はい。警察が法律を遵守していない状況ですので、堂々と「反社」活動ができるわけです。それでなくても強い相手に立ち向かうのは興奮するもので、一度この味を覚えると、弱い者いじめなんかはとてつもなくしょうもなく感じるようになります。
プロローグへの応援コメント
プロテストの小説という斬新な着眼点。よく分からない世界ゆえに人物に共感というのはあまり出来なかったのですが、私の知らない世界での生々しい様子は伝わってきて、未知を知って体験することが出来て、面白かったです。
作者からの返信
私のこの長い作品と最後までお付き合いいただき、大変ありがとうございました。
かつたけいさんにはすでにお分かりのとおり、本作は差別問題をテーマにしておりますので、登場人物たちにあまり共感できなかったとおっしゃるのは、実は喜ばしいことなんですね。それだけ、あなたがこれまでの人生で、さほど差別を意識することなく生きてこられたという証でしょうから。
おそらく、ご家族やご友人、知人等に恵まれたのでしょう。少なくとも、悪意ある偏見のせいで停学させられたり逮捕されたり暴力を振るわれたりといった経験はしてこなかったに違いありません。
そうした素晴らしい人生を与えてくださった周囲の優しい人々、その出会い、関係性を、どうぞこれからも大切にしてください。
ともあれ、テーマこそ重いですが、そのうえでなるべくエンタメになるようには心懸けたつもりですので、どうにか思惑どおりには楽しんでくださったようで嬉しいかぎりです。重ねてお礼申し上げます。
編集済
第十一話 遠埜霧さん(1)への応援コメント
私は右上の人になりたいなーと思いました。
でも右なことを熱く語るだけで、こわー、あぶねー、言われちゃう。お前らはなんにもしてないのに外国のでっち上げ抗議に謝ってろ。
作者からの返信
霧も半ば右翼を自称しているので、ぜひとも彼女のようになってください。
第一話 まっすぐ怒れ(2)への応援コメント
ほわ〜かっけいさんとのやり取りを拝見して。
完全フィクションだと思ってたら、どっかには存在してるって、びっくりΣ੧(❛□❛✿)
知人の高校が絶対に化粧パーマ髪染めマニュキアNG。めちゃくちゃ理由が納得でした。サイエンス校で実験結果データに障りがあると困るから。
そんな理由ならいざ知らず……
作者からの返信
実在しますね。実は、都立校では改善が進んだというニュースが執筆中にありまして、一市民としては喜びつつ、作者としては焦ったりもしました(笑)。
サイエンス校のそれは……なるほど、納得ですね。
第一話 まっすぐ怒れ(3)への応援コメント
応援ありがとうございました。
爽やか、青春の
一コマを切り取った作品でした。
お原稿はとても美しく整い、
すらすらと読めました。
色々な選択肢があっていいじゃないと
最近は女子も制服のパンツが選択でき、
冬場は暖かく、自転車通学の場合は
スカートなら気になるところ。
主人公たちの気持ちがとても
素直で、伸びやかに描かれていました。
朝から気持ちの良い作品を
ありがとうございました。
作者からの返信
こちらこそ、ご丁寧にコメントまで書いてくださってありがとうございます。
そのうえ、あまりものお褒めの言葉。身の縮む思いです。
私は遅筆で作品数も少ないで、下さる感想の一つ一つがとてもありがたいです。
ただ、いずれは自分も樹さんのように、どうにか頑張ってたくさんの作品を上梓できればなあと思っております。
精進します。
第一話 まっすぐ怒れ(3)への応援コメント
コメント失礼いたします。
Kep1erの文字に不意打ちを食らいました(笑)
Kep1ianとしては嬉しい限りです。ありがとうございます。
風歌ちゃん、仲良くなれそう(笑)
作者からの返信
月島金魚さん、コメントありがとうございます。
お互い、ちゃんと1になっていますね(笑)
こちらこそ嬉しいです。
第五話 カウンターの資格ねーよ(1)への応援コメント
こんにちは。
やっぱり、どちらの派もそれぞれの立場から「平和」を叫んでいるように思います。
人や文明、社会、国家には、進度や方向性、相性というものがありますし、やっきになって、落としどころをさぐりだしても、必ずどこかに不平不満が生じる問題だと……。
つまるところ、「世界も、どの国もさほど平和じゃない」。比較的安全をいわれるこの国もしかり。
かけひきしている比較的仲の良い国家同士でも、いざとなれば自国の利益と安全を優先する。そうして選び取った手段・判断に、内でも外でも、賛否両論飛び交うもの。
相容れない国家・文化であれば、なおさらです。
汚い言葉を止めろと言っても、言い争いがヒートすれば、負けじと相手を貶める言葉が出てしまったりするもの……。
個から脱して公に出れば、頑張って、理性を保つべきなのだけど、感情過多な動物には、それが至難の業とも言えます(常識をふまえた者が、後で冷静になってみれば、後悔することしきり/ヒューマンエラーは時に起こるもの。自身の愚に気がつかない場合も多いと思います。受けとり方もそれぞれで、言葉の壁や知識量の違い、勘違い・思い込みもある/相手も自分も傷つかない方が平和ですが、現実は、なかなかそうもいきません)。
あくまでも私的な考え方ですが、基本、人間は怖がりなんだと思うのです。丸腰で自然に帰れば、頭脳と経験と数だけが頼りの肉体的弱者……かなり、弱い方なのではないでしょうか?
優位を得た者も中層も下層も、どうにか楽土を手にしようと、しがみつき、もがき続けているように思うのです。
埒のあかないことを長々と書きこんでしまって申し訳ありませんでした。
小市民で頭が追いつかないので、自身の世界に逃亡しようかな……と🙇。
作者からの返信
申し訳ないことなど決してありません。
いつも真剣なコメントをありがとうございます。
とても励みになります。
劇中でもしばしば語られているとおり、確かに言葉の汚さ、激しさはどっちもどっちですね。
これで、双方の力関係が対等なら、また双方とも等しく怖がりで感情的なら、もはや第三者としては放っておくのがベストともなるのでしょう。
ぼんびゅくすもりーさんに限らず、実際のところ、ヘイトスピーチに対してはそれが最大多数の見解かと思われます。
言論の自由がしっかりと確立されてさえいれば、きっとそれが理想的な社会でしょうね。
第三話 わたし、おめでとう(1)への応援コメント
〉マネタリーベース()笑
カッコの位置、間違い?
作者からの返信
これは劇中の風歌がネットで書き間違えているんですね。ほかにも彼女の書き込みは誤字脱字だらけです。
編集済
第三話 わたし、おめでとう(2)への応援コメント
難しい問題を掲げましたね……。
どんな歴史も人が記録するものにして、記録したものです(人により刻まれたものに限られますけれども…)。
渦中にある者、体験した者、傍観した者、後から知った者(どの角度から知ったのかで、大きく左右される)、表面上の記録、いま目にしている光景、現状がどうだという情報・事実……立場はもちろんのこと、物事の見解・解釈・尺度もそれぞれです。
また、言葉や映像で表現するにも限界があります。重要な部分が伝わることもありますが、誤解や誤釈は日常茶飯。
各々、味方を増やそうとあらぶって見えますが(なかには、正体がばれないのをいいことに、日ごろの憂さ晴らしに口をはさむ者もあるのでしょう/安易な思い付きだったり、悪意があったりで、程度はそれぞれで)、何を信じたらいいのか、わからなくなります。混乱させられます。流布する情報も信じられなくなって、なにも言えなくもなります……正視するのも辛くなります(凡人ですので…)。
この先の展開、どうなるんだろう……とも思うけど、踏みだすには、けっこうな気力と勇気が必要になりそうです…。
あと…
プロローグが末尾にあるのは、なんでかな……と思いました。完結した上で、なにか始まるお話なのでしょうか…?
作者からの返信
ぼんびゅくすもりーさん、ここまで真剣に読んでくださってありがとうございます。
世の中、何が正しくて何が正しくないのか、分からないことって多いですよね。
ましてネットの情報となるとなおさらです。
大人でさえそうなんですから、本作における彼女たちの戸惑いと負担はいかばかりか……。
もしもよろしければではありますが、どうぞ親戚の叔父か叔母にでもなったつもりで、彼女たちの今後の歩みも優しく見守ってくだされば幸いです。
エピローグならぬプロローグについては、もちろん意図的なものです。
実はその昔、とある小説で同じく本編の最後にプロローグを据えた作品がありまして、それに個人的にいたく感銘したもので、今回、同じような工夫をさせていただきました。
その小説とは、アニメにもなった『ガサラキ』というものですが、このギミックの出来映えのほども、まあ『ガサラキ』と同じくらいではないだろうかと、自分ではひそかに評価している次第であります。
第一話 まっすぐ怒れ(5)への応援コメント
はじめまして、こんにちは。先日より色々と考えながら読ませていただいておりました。
未だに時代錯誤な校則を変えようとしない学校がありますが、内容を聞く度に辟易させられるものが少なくはありません。
元からある方針を鵜呑みにし、或いは権威に盲従し、もしくは自らのストレスを発散させる為の捌け口としてそれらを振り翳そうとしている大人の有様を見ると、同じ大人として嘆かわしいと思わざるを得ません。
今回の遠埜霧さんを見ていると、若くてエネルギッシュで、羨望に、それと同時に過去を思い出してむず痒さを思わずにはいられませんでした。
私も今より若いころは正論を、より良い在り方を、効率を振り回してあらゆるものと戦おうとしたこともありましたが、昨今では年齢が、面倒が足を引っ張って、もう良いやと妥協し、適当に流れに乗ってしまうおうと考えることの方が多くなってしまったからです。
彼女がこの話でどのように活躍するのか、是非最後まで見届けさせていただければと思います。
うーむ、こんなことを言っては正におじさんですね(笑)
作者からの返信
黒ーんさん、初めまして。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
霧はまさにヒーローですね。現実にはなかなかいない人物でしょう。
平凡な風歌と同じく、われわれ一般人としては、ひとまずのところヒーローの活躍に釘付けになるほかありません。
時に素直に、時にシニカルにもなりながら……。
長い作品にはなりますが、もしも最後まで興味をもってお付き合いくだされば、作者として何よりの喜びです。
どうぞ、拙著が黒ーんさんのご期待に添えられるよう、震えながら願っております。
第一話 まっすぐ怒れ(2)への応援コメント
こんにちは。
私が若い頃は、こんな感じの学校について噂を聞いていましたが、ほとんどの人は「卒業するまでの事」と抵抗するのを諦め渋々従っていたと思います。
理不尽な事にきちんと立ち向かえる人って格好いいですね!
作者からの返信
rainyさん、ありがとうございます!
劇中の本人もきっと喜んでいると思います!
第一話 まっすぐ怒れ(3)への応援コメント
「校則が気に入らないなら、なんで入学した?」とは、私は思いません。その理屈だと、入学してから出来た不可解校則しか変えられなくなるし。
ただし、髪を染めてはいけない(白髪染めは除く)、に文句を言う人には、ならなんで入学したのとは思います。髪染め禁止校則の肯定派なので。
ウインドウズ2000が出ましたけど、親世代がZARDやglobe聞いてたんだから舞台現代ですよね。
作者からの返信
主人公の風歌も、かつたけいさんと同じような認識ですね(特別な事情で黒に染めてはいますが)。ごく自然な気持ちだと思います。
その認識が霧の存在によって変わるのか変わらないのか、「厳しい」校則が生まれる背景には何があるのか……。
舞台は現代です。みんなスマホを持っていますし。
ただし2023年よりはほんの少しだけ未来かもしれません。
ウインドウズ2000が学校に残っているのは、良くも悪くも伝統校なので、特に潰れかけの部の備品などは古いんですね。
第一話 まっすぐ怒れ(2)への応援コメント
地毛を証明しても黒く染めろって、おかしいですよね。
染めるのは駄目がまず第一に来るなら分かりますが、黒でなければ駄目が一番になってる。黒にするためなら染めても良いって、おかしいです。
本当にありましたよね、そんな学校。
作者からの返信
はい。
作中の都立高校に特定のモデルはありませんが、そうした学校は残念ながら今でも全国各地に少なからずあるんですよね。
さいわい、年々減っていってはいるようですが。
第一話 まっすぐ怒れ(1)への応援コメント
東京ボンバーズみたいな変わったスポーツの話かと思ったら、青春ものなんですね。
タイトルも、抗議とか、そんな意味ですか。
着目点がユニークな作品ですね。
作者からの返信
ありがとうございます。主人公たちが、大人や社会のいろいろな理不尽に反抗していく作品です。
プロローグへの応援コメント
最後は爽やか(?)な青春の始まりの予感がありますね。
だからこその「プロローグ」なのだと感じました。
素晴らしい作品をありがとうございました!
作者からの返信
幸福な時間に満たされたラノベ的な展開はこれから起きるよということで、ご想像いただければ幸いです。