そうだよな。人はビルにピーナッツバターを塗るくらい当然やるんだよ。納得

『退屈を忘れるためならば、人はオフィスビルにピーナッツバターを塗るくらいのことは平気でやる』

この一文がすげー好き。
標語にして壁に貼っておきたいくらい好きだ。
病みそうになったとき、これを思い出したら少しは楽になれそうだ。

メタ的な視点では、どんなにありえなさそうなことでも社会に組み込んで描写すると世界として存在してる感がすごいするんだなーという気づきがあった。これは同じ作者の天の牛蒡でも思ったことで、この作風はとても好き。

最後の終わり方とタグを見ると、風刺的な意味も強そうなんだけど、あまり深く考えない方が好きかもしれない。大局的に見て意味がなくとも、一時の退屈を忘れるためなら、俺はピーナッツバターを塗っていきたい。

今までこの手のものを読んだことがなかったので、自分の新しい好きを知れて大変良かったです。

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