第54話 発売日告知と公募の話
※作者近況ノートと重複する情報もありますが、より多くの方に見て欲しいため&本エッセイで言及した作品も多いため、こちらでも記事にしております。
本エッセイを書き始める切っ掛けとなった作品であり、第9回カクヨムコンテストでライト文芸部門特別賞を受賞した
「花旦綺羅演戯 ~娘役者は後宮に舞う~」(https://kakuyomu.jp/works/16817330647645850625)
ですが、刊行日が決定しました! 「煌めく宝珠は後宮に舞う」と改題の上で、2024年1月24日、角川文庫より1巻・2巻同時発売となります。
Web版を大幅にブラッシュアップした上で、エピソードの追加もあります。設定の追加や掘り下げもあり、全体的にヒロイン・燦珠の意思の強さや行動力がより映える物語になっています。
Web版で既読の方にもお楽しみいただける内容になっているはずですので、お手に取っていただけると嬉しいです。
KADOKAWAのオフィシャルサイトや各電子ストアでは書影も公開されております。夏目レモン先生による燦珠や霜烈や星晶の可愛さ妖しさ美しさ、是非ご覧ください!
創作エッセイ的に有意義かもしれない話をすると、ルビのルール決めとチェックがめちゃくちゃ大変でした……作者自身はもちろん、編集さんにも校正さんにも多大なる労力をかけていただいて書籍版が完成しております。ルビ以外だと、私が勝手に創作した歌詞や作中演目について、実在の有無を確認してくださったのを知った時は白目剝きました。
つまり、Web版と同じ漢字使いやルビ使いではないということになります。詳しくは別途、語る場を設けるかもしれませんが、分かりやすい一例としてはWeb版で多用したピンイン読みは一部を除いて日本語の音読みになっています。作者の脳内でもピンイン読みで認識していたため、作者も読み方を知らない単語がいっぱいありました! 勉強になりました!
読みやすさ分かりやすさと作者のこだわりの妥協点がどの辺りにあるのか、という観点から読んでいただくのも面白いかもしれません。
また、第10回カクヨムコンテストにも中華ものを出してみました。前回のカクコン向けに書いた
「魁国史后妃伝 ~その女、天地に仇を為す~」(https://kakuyomu.jp/works/16817330666693315522)
です。今年からはプロ作家部門なので、読者選考を気にしなくて良いのはとても助かります。
北魏の子貴母死制度をモチーフにした中華悪女の成り上がり&復讐譚です。怒りと憎しみを糧に、美貌と機知だけを頼りにすべてに牙を剥くヒロインの姿をお楽しみください。復讐譚なのに読後感爽やかとの評価をいただいておりますので✨
ちなみに「魁国史后妃伝」はもともと出版社の公募に出す予定だったのですが、応募先のレーベルの近刊に、まさかの子貴母死制度に言及した作品があったので断念した経緯があります。最近、中国の南北朝が話題になってるっぽいなあという認識はあったのですが、そこで被るか―という悔しさはあります。
とはいえ作品の方向性はまったく違うようなので、また、作者としては気に入っている&完成度高いと思っている作品なので、Web経由でどこか拾ってくれないかな!!! という期待を込めて推し続けたいと思っています。
そして、「魁国史后妃伝」の代わりに公募に出すのが志怪×謎解き×バディもの
「子不語堂志怪録 星なき夜に影は踊る」(https://kakuyomu.jp/works/16818023214151760479)
です。
公募に伴って、1月上旬を目安に非公開にする予定です。落選の際は再公開となるわけですが、未読の方で気になっている方は、この機会にお読みいただけると幸いです。
また、「賢いヒロインコンテスト」最終選考作
「後宮の記録女官は真実を記す」
(https://kakuyomu.jp/works/16817330654980929993)
も、近々非公開にする予定です。こちらも読むなら今のうち! となりますので、ご了承いただけますように。
ちょうど、2025年1月20日まで「積読消化キャンペーン」(https://kakuyomu.jp/info/entry/tsundokucampaign)なるものが開催されているそうです。作品フォローの上で一定数のエピソードを読むと、抽選でAmazonギフトコードが当たるかも! とのこと。年末年始も挟みますし、拙作を休日のお供にしていただけると嬉しいです。
中華後宮・京劇ものを書くにあたって調べたり考えたりしたこと 悠井すみれ @Veilchen
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