在りし日の穏やかな小学校の情景が音を立てて崩れ去った先は、異世界でした

1章読了時の感想となります。

懐かしい小学校の思い出が蘇ってくるような、教師視点による緻密な描写に、十人十色の登場人物がスローテンポで織り成す日常の風景が目に浮かぶようです。そこで発生した天変地異によって、突如としてもたらされた異変という緩急に、適度な緊張感が演出されています……!

某大震災を小学生の頃、まさに所謂「帰りの会」の真っ最中に経験した僕としては、非常にリアリティのある情景描写に序盤から手に汗握りましたね。皆が手を取り合って助け合おうとするのか、はたまたコー○ス○ーティー的な泥沼展開となるのか、2章以降に期待を持たせるような導入でした……!

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