ライトなキャラミスとあなどるなかれ

霊感を持つ干物な女性ホラー漫画家と、隣人で女子力の高い年下イケメン大学生。そんな凸凹バディが織り成す民俗学ホラーミステリーです。

ライトなキャラミスという時流に乗った設定でありながら、語彙力豊富で確かな筆致。民俗学をはじめとする膨大な資料に基づいた博識ぶりは、まさに文豪レベルの本格派です。書籍化作家さんによる完結作ですので、安心して楽しめますよ。

これから訪れる真夏の夜に、ゾクリと読み応えのある本格派小説はいかがですか?

その他のおすすめレビュー

祭人さんの他のおすすめレビュー113