ざまぁされた勇者と無能魔女の死に戻りループ無双～追放者に復讐されたら死亡フラグ回避のチートスキルに覚醒しました。今からでも遅くない！ 俺と冒険の旅に出よう～

あとがき

あとがき（ネタバレあり注意！ のネタばらし）

　最後までお読み頂きありがとうございました。

　ここからは「ざまぁされた勇者と無能魔女の死に戻りループ無双～追放者に復讐されたら死亡フラグ回避のチートスキルに覚醒しました。今からでも遅くない！　俺と冒険の旅に出よう～」のネタばらし、ぶっちゃけトークになります。

　楽屋ネタ＆メタ的な発言も多く、余韻を楽しみたい方や本編の雰囲気を壊したくない方はブラウザバックを推奨します。

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　■初期案

　初期タイトル（というかコンセプト）：

「オレをハメて殺した地味っ娘聖女候補を正しく導いて死亡フラグを回避します。不倫もしません」

　最初のコンセプトは「追放ものでよくいるイケメンのリーダー（悪者）が聖女を追放した結果、闇落ちして復讐される。バッドエンドを回避するために聖女を導くぞい！」という師弟ものにする予定でした。

　初期配置から「主人公／ロイス　ヒロイン／ユウキ　ラスボス／メイメイ」で固定されています。スタート地点である魔竜の洞窟に再挑戦する流れも決めていて「いろいろあってパワーアップして帰ってきたけど、最後はメイメイにざまぁされてループする」というシナリオでした。

　で、また最初からスタートしてメイメイを倒しに行く流れ……にしようとしたんですが冗長になるんで却下。リスタート要素をまとめ直したのが「周回ロイス（ドッペル）」の存在になります。

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　■ロイスについて

　ロイスは聖騎士のままで聖なる力でメイメイを破る……という流れだったですが「不死の騎士か。デュラハンになるんじゃね？」ということで設定を変更。

　ユウキの設定との兼ね合いもあり、アンデッドとリッチのパーティーになりました（とはいえアンデッド感は正直出ていませんね。反省）

　死に戻りの受け取り方も含めてロイスの中で死が軽くなっています。これは意図的で「死者になっちゃったおろろーん」と悩むのはやめて、前向きに生きるように仕向けています（死んでるけど）

　ユウキがオチで死を選ぶので「まだそんなことで悩んでたのか？」と明るく手を差し伸べるチカラになっています。「まだ遅くない。オレと冒険に出よう」というわけですはい。

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　■ユウキと死印

　最初は死に戻りの理由づけがなく（えっ？）ネタだけでプロットを立ててました。

　ユウキがただの護られヒロインだと弱いな……となったので、死に戻りの理由付け＋戦うヒロイン枠として、ユウキが魔女になりました。

　ボクっ娘なのは初期からです。前作『ダンジョンコンダクター』の主人公をリメイクした感じ（自分ではめったに書かないボクっ娘描写の練習もしたかったので）

「傾国の魔女」と名付けたのはその場のノリです。「え？　キミって国滅ぼせるの？」と作者もびっくり。ラストで辻褄を合わせました。愛は世界を滅ぼすんだよ。

　死印も「なんかすごいチカラ」という、ふわっとした設定しかなくてカーラ関連で情報をまとめました。カーラが出てくるまで謎のチカラだったのじゃ……。

　ちなみにカーラは心眼でユウキがホムンクルスだと見抜いています。だからいろいろ試したんですね。カーラがいるところでユウキのステータスを表示していないのもオチのためです。「種族：ホムンクルス」って出ちゃうんで。

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　■死に戻りスキル＝廃案となったプロット世界線を生きたロイスたち

　死に戻りループネタで書こうと思い、いろいろプロットを立てていました。書いては消し、書いては消し……の作業中に「消されていった世界線のロイスが別世界の自分に力を貸すのいいなぁ。死に戻りループするし」という発想になり、死に戻り（ドッペル）設定が生まれました。

　なお世界を消されれたドッペルが本編のロイスを殺しにくる、というネタもあったんですが「ユウキと関係ないな」となり没にしています。

「没になったプロット世界のロイス」と言う設定を出すとメタすぎるので、スキル継承設定にしました。個人的に過去の自分と戦う展開が好き、というのもあります。

　ちなみに別世界線ではカーラの弟子の銀髪無口幼女が出てきたり、エルフの里まで行って死印集めをしていました。まあ、全没させて歴史から抹消されたんですが……。

　コジロウも最初はギルドの試験官Ａ（種族：オーガ）だったんですが仲間に。世界観を広げるために武士にしました。カップリングものなので、恋愛しなさそうな朴念仁ブシドーキャラにしたかった。

　コジロウが鬼人化するのはオーガ時代の名残。別世界線の影響を受けてますね（他人事のように）

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　■執筆意図

　前作ダンジョンコンダクターでもやったんですが、「大筋のプロットだけ決めてあとは流れで気ままに書く」という執筆スタイルに挑戦した作品です（ので書いては消し……の死に戻り周回が発生した）

　具体的には昇格試験編まではプロットを立てて、カーラ登場からは流れに任せて。魔竜の洞窟編の展開は完全アドリブです（ドッペルの設定は決めていましたが）　ＴＲＰＧみたいに下地だけ作って「あとはキャラたちが頑張れ」って放置させています。ユウキがガンガン動いてくれて助かった。

　ちなみにカーラ編が執筆時に筆が止まった＆一番右往左往していたと思います。エルフの森も燃えてなくなりました（笑）　終わりが見えると筋道も見えるので魔竜の洞窟編は一気に書き上げてます（でも説明多かったですね。反省）

　あとステータス表記を本編の展開や設定とも絡ませたいなぁ、という実験もかねています。（改ざんとか）　やはり数字で相手を殴るとわかりやすいですね。

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　という感じでぶっちゃけネタバレトークでした。

　せっかくのネタバレありコーナーなので「アレってどういう意味なの～？」といった質問や感想、コメントなど残してくださると嬉しいです。

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　チュートリアル役のＮＰＣおじさんは、バグった聖剣とゲーム知識で無双する。サービス終了したＶＲＭＭＯで、バーチャルアイドルと勇者を仲間にして世直しの旅に出ます。

　https://kakuyomu.jp/works/16817330667330000811/episodes/16817330667330240982

　にも応援よろしくお願いします。