身の毛もよだつホラー。でも、読後には爽やかな風が心を吹き抜けるような。

とある女性を軸にして集った三人の男と、その息子の物語です。
ホラーなのは間違いありませんが、登場人物たちは怪異を前にただ死を待つだけの存在でもありません。立ち向かう強さを持っています。

行動には結果が伴う。行動と結果の間には普通には繋がりが見えなくても、不思議と繋がっていると分かる。超常的な存在をもって、その繋がりを可視化してみせたのがこの作品だと言えるかもしれません。
先祖の悪事の「報い」、自分たちが行ってきた行為への「報い」。

自分の今までの行動に対してもしも報いがあるのであれば、それは良いことなのか悪いことなのか。
そんなふうに思える作品でありました。
怖いですが、一読の価値あり。名作です。

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