己が正義は悪なれど、納得付くで信念を貫く物語

なかなかに衝撃的な出だしから始まる物語。

何故主人公がそんなことになったのか。
時は少し遡り、現れしは殺人鬼の父親たち。それも三人。
その三人の父親から逃げるために辿り着いた先で、主人公は両手を失うことになるのですが……

主人公はともかく、主人公を取り囲む大人たちの吹っ切れ具合が半端ではありません。自分が決して正しいことをしていると主張することなく、悪であることを自覚したまま、それでも息子を守るために、理不尽な被害者たちのために、命を賭けて命を狩って行きます。

それがエゴだと知りつつも、その上で、信念にのっとって、一切の妥協を許さずに行動する父親たちの姿は、いっそのこと天晴です。

決して褒められたものではないはずなのに、心のどこかでやってしまえと応援している自分が居ました。

そんな父親三人に守られた息子である主人公たちは、死したはずの母親の正体を辿るうちに、とんでもないことに巻き込まれます。

果たして、殺人鬼は人外の化け物にも勝てるのか?

どうぞ皆さま。先の読めないストーリーにハラハラしたり、は? と手を止めて二度見三度三しながら、どんな結末になるのか追ってみてください。

私は何度スクロールする手が止まったか分かりません。

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