概要
嘘つきは泥棒の始まりって言うけど、正直者は泥棒になれないのかな。
「嘘つきは泥棒の始まりって言うけど、正直者は泥棒になれないのかな」
明るいリビングの真ん中に立った彼女は疑問を口にする。独特の臭いが鼻をついた。
「正直者は馬鹿を見るだけ? ほんとに? ちなみに私は今まで嘘をついたことないよ。そりゃ空気を読んで言わないとかはあるけどさ。ほら、さっきも正直に言ったでしょ」
にこりと笑う彼女の笑顔は、今朝見たものと変わらない。
いつも通りに同じ教室で隣の席に座っている古藤さんだ。
変わったことといえば、ここが教室ではなく彼女の家で、隣の席ではなく僕と対面するように立っていることくらいだ。
そして彼女の周りにはクラスメイトの代わりに、大量の猫がいる。
「飼ってないけど、猫はいるよ」
それは彼女がクラスメイト全員の家から盗んだ猫だ。
明るいリビングの真ん中に立った彼女は疑問を口にする。独特の臭いが鼻をついた。
「正直者は馬鹿を見るだけ? ほんとに? ちなみに私は今まで嘘をついたことないよ。そりゃ空気を読んで言わないとかはあるけどさ。ほら、さっきも正直に言ったでしょ」
にこりと笑う彼女の笑顔は、今朝見たものと変わらない。
いつも通りに同じ教室で隣の席に座っている古藤さんだ。
変わったことといえば、ここが教室ではなく彼女の家で、隣の席ではなく僕と対面するように立っていることくらいだ。
そして彼女の周りにはクラスメイトの代わりに、大量の猫がいる。
「飼ってないけど、猫はいるよ」
それは彼女がクラスメイト全員の家から盗んだ猫だ。
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