渤海の刀工　～理想の刀剣を求めて～

「新しき刀を造れ」村の若き長アテルイから命を受け、渤海国の浦泊（現在のウラジオストック）へ渡った刀鍛冶のルナイ。
船が港に到着するや、キタイ人の馬賊に襲われる。

ルナイの危機を救ったのが、はるか西のウマイヤ国（イベリア半島のコルドバに再興された後ウマイヤ朝）からやって来たアイマンという名の皇子だった。

ユーラシア大陸の東西の人々が渤海で出会ったとき、アイマンが振るう鋭い切れ味の半月刀から、ルナイは新しい刀剣造りのヒントをつかむ。

この作品は、マー・ワラー・アンナフル以東賞に参加しています。
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