美しい心理描写とテンポの良い掛け合い、そして言葉の習得

僕は言葉が好きなのですが、本作品はとにかく奈良時代の言葉を知るのにうってつけです。

さらに美しい心理描写と、テンポよく掛け合いの行われる人物たちの会話。くすっと笑いたく箇所も盛りだくさんで、一貫して気分の暗くなることはありません。

終盤はラブロマンス要素が強めになりますが、性描写の苦手な僕でも抵抗なく読める程度にドライです。

読み応えのある、けれどライトな和ものを求める方々。
読みましょう!

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