作者の若さを感じさせない確かな文章力で紡がれる怪奇小説です。淡々とした描写の中に不気味さのある。いったい主人公はどうしてしまったのか。どうなってしまうのか。ついつい続きが気になって、読み進めてしまう作品。是非、ご一読ください。
得体の知れない不気味な魚。歪んでいく日常の風景。狂気にじわじわと浸れる、そんな作品です。
続くのかな?続かないのかな?な感じが良いです。さらさら読めます。