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感傷的で奇妙な小話群と名付けられたお話は、そのまま小惑星のごとく、心を巡りはじめる。それは、さがしものを巡る旅。
現代でなく未来だけど、どこか、ノスタルジックな舞台を納得しかけたら、すぐに、また、ちがう舞台装置へと放り出される。放り出しておいて、最後、やさしく抱きしめてくる、そんなお話、惚れてしまうやろ。
猫は、いつでも情愛のしるし。菫ソースの魔法のクッキーは人生に必要なアイテム。無敵のミューズはあきらめない。そんな支離滅裂なことを語りたくなるほど、心ゆさぶられる、お話です。

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