人間模様だけでなく、その壮大なストーリーにも圧倒されました。なんというラスト。終始上辺は冷静に思えた主人公の情熱を、最後に見せてもらいました。
感傷的で奇妙な小話群と名付けられたお話は、そのまま小惑星のごとく、心を巡りはじめる。それは、さがしものを巡る旅。現代でなく未来だけど、どこか、ノスタルジックな舞台を納得しかけたら、すぐに、また、ち…続きを読む
遠い昔、確かに読んだはずなんだけども、断片的な記憶しか思い出せない。誰に聞いても知らないと言われて、結局何もわからず仕舞い……。そんな物語って、皆さんにもありませんか?この小説に登場するトリト青…続きを読む
この作品の魅力を損なわずに読後言葉にするのは難しいかもしれません。この作品自体がショートフィルムのようでもありました。冒頭、夜空の下の猫と少年と菫のクッキーと……素敵な物語に浸っているとしかし…続きを読む
すごく昔読んだ児童書。印象に残っているシーンはあるけれど、続きが思い出せない。そんなことが自分にもあり、物語に共感するところから始まりました。かつて読んだ一つの物語をめぐって偶然出会った二人が、…続きを読む
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