小さな火の痛みを思い知るからこそ、大きな火事を起こさずに済む

確か国語の教科書だったと思いますが、こんな趣旨の文章を読んだことがあります。
「北方のある民族は、子供をあえて一度熱いものに触らせ、火の危険性を教える」
本作を読んで、この話を思い出しました。

私にも、本作に書かれているのと同種の痛い記憶があります。
小学校低学年時代の話ですが、いまだに棘となって心の奥底に刺さっています。
しかし、だからこそ、その後の人生でより大きな過ちを犯さないで済んでいるのかもしれません。

呼び起こされた自分の記憶と、もちろん文中の作者様の記憶とに、色々と考えさせていただきました。
ありがとうございました。

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