みんなこうして大人になっていく
- ★★★ Excellent!!!
ある種、誰もが通る道ではないだろうか。
子どもの頃に こっそりかくれてやった悪事が、バレて怒られたり。バレずに済んでも、ドキドキしたり、チクチクと良心が痛んだり。
そうやってみんな小さな十字架を背負って、善悪をわきまえた大人になるのだと思う。
これを読んで、世の子どもには(きちんと怒りつつも)将来を考えて寛容であろうと思うし、自分に対しては『えっ、大田さんでもそんなことが』などと思ってホッとしたり。
懺悔録といいつつ、何だか懐かしさと安堵を覚えるお話でありました。