プロローグを読むだけで。

プロローグは終わりから語られています。
作中である者を、ただ美しいと思ったその感性が美しくもとても悲しく感じ心を締め付けられました。
そこから過去の出来事を回想する、そんな物語となっています。

当たり前の平凡な日々がちょっとした出来事で透明感と美しさに彩られた日々に変わると感じさせてくれる作品です。
登場人物たちの心の動きに思わずリンクしてしてしまうような、綿密で繊細な表現に思わず読み進めてしまいます。

登場人物たちの友情や何に美しさを感じるか等、キャラが生きているとはまさにこのことだと痛感しました。

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