王道ファンタジーを支える確かな文章力

話としては、王道のファンタジーですので安心して読み進めていただけるお話だと思います。
なんというか、最弱からスタートして最強近くになるみたいなお話ですので、既視感を覚えるお話でことは確かです。

でも、だからといって「有象無象」のファンタジーか?と問われれば、そうではなく、あきらかに一味も二味も違うのです。
なぜなら、この物語を支え、特徴つけているのが、作者の文章力によるところが大きいからです。

けれんみがなく、純粋な文章で書かれるこの物語は、その文章の力によっていっき透明感を持ち、読後にかなりの爽快で、純粋な気持ちになれるのが特徴です。
そのため、気がつくと一気に1章読み終わってしまっています。

だから、昼休みとか短い時間で読むときは要注意です。
私みたいに、気がついたら昼ご飯を食べる時間がなくなっていた!みたいな事になってしまいます。
そうですね、この物語を読むときは、ちゃんと後ろの時間を確保して読み始めましょう!

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