俺と悪魔はただお互いを、利用しあっているだけだ――。
主人公の男子高校生・祭(さい)はバレンタインデーに幼馴染の奈津美から
チョコレートを貰い告白をされる。
長く想いあった二人が結ばれた幸せな時間。
しかしそれは最悪のループ地獄の始まりだったのだ。
現れた悪魔の正体は?
1話の最後から急転直下の衝撃。
長いループを終わらせる為の血反吐を吐く最終決戦バトル!
そしてそれからの後日談、グッドバイ・ハローこんにちは……新しい巡り合い。
あの悪夢の夜から数年後、祭は悪魔退治をする大学生になっていた。
行方不明事件が続く村を一人で捜査する事になった祭は、怪しい男と出逢う。
※戦闘内でグロ描写があります。
※誤字と思われる表現があるかもしれませんが意図してやっております。
※虫の形の悪魔が出てきますが、虫ではありませんのでご安心ください。
ここから主要キャラクターの概要・設定ーコンテスト用の説明のため、ネタバレあり注意です
○主人公・祭(さい)
物語前半の学園ループ篇では十六歳。
髪は短髪で眉毛の太い。学ラン姿の男子。
骨太で運動神経の良いタイプ。
性格もわりと体育会系なポジティブ思考。
バレンタインデーに幼馴染に告白された後、最悪の悪魔「ヨロコビ」が引き起こした百鬼夜行に巻き込まれ、いつかの前世・闇落ち聖女の血が目覚める。
そこに現れた悪魔のウィンキサンダと共に幾度となくループをし、聖剣ウェディングベルで最後には「ヨロコビ」を倒す。
物語後半のグッドバイ・ハロー篇では二十歳の大学生。
ウィンキサンダを失った祭は、体内に宿った折れたウェディングベルを使い悪魔退治を密かにしている。
大学では悪魔研究をしている教授の助手をして、行方不明事件が頻発している村にやってきた。
そこで、ある怪しい男に出逢う。
素性を知らないながらも色々あり、二人は廃屋の校舎が怪しいと深夜に訪れた。
村を襲っていたのは蟻悪魔クインデスパイヤだった。
男(ウィンキサンダ)と共にクインデスパイヤを撃破。祭はウィンキサンダと再会した。
○奈津美(なつみ)
祭の幼馴染。十六歳(祭と同級生) セミロングヘアのセーラー服。
勝ち気な面もあり、料理が下手な女の子。
バレンタインデーに祭に告白する。
ループを抜け出した後も順調に交際はしているが、大学生で遠距離恋愛になる。
○ウィンキサンダ
祭がヨロコビによる百鬼夜行に見舞われた時に現れた悪魔。
姿はボロボロで腐りかけの鯉のような不気味。
ヨロコビを倒して、祭の魂をもらうという契約をもちかけた。
口も悪く、冗談も悪趣味。
しかし、ウィンキサンダは闇落ち聖女を愛した悪魔だった。
祭と一緒にヨロコビを倒し、ウィンキサンダは塵になって消えた。
○謎の男
祭が村で出逢った謎の男。
ボロボロの黒いロングトレンチコート。
黒い帽子に黒シャツ、黒ズボンと黒ずくめ。
髪は白髪まじりの長めの髪を無造作に後ろでまとめている。
煙草をよく吸うが、悪魔除けと悪魔寄せの二種類を吸い分けている。
記憶喪失のような状態で自分の名前もわからないが、高等魔術の知識がある。
その正体は、消滅したはずの悪魔ウィンキサンダだった。
彼は体内に折れた聖剣の上半分を持っていた。
祭が攻撃された時に溢れた血を見て、思い出し覚醒。
二人で悪魔を撃破し、二人はまた出逢う。