異国・異世界旅情になじみの人情を添えて

 小説を読むという行為は旅をするに似てないだろうか。その作品世界をである。本作、歴史的にみれば、サマルカンドあたりを彷彿とされる地名・習俗の異国情緒を背景としながら、異世界ものの定番のドワーフ、エルフなども出て来る。そこに、時代小説ヒーローが活躍するならば、という興趣がさらに加わる。

 旅情を楽しむも良し。人情に心、動かされるも良し。である!

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