運筆に未来を託して@平安女子+百合の香り

 自らの将来をその謀計と運筆に託す主人公。百合の香りはかぐわしくはあれ、あくまで、ほのかであり。

 歴史小説の視点で見れば、注目すべきは和歌の部分だと想う。主人公自身が和歌を苦手とするので、あれっ?ではあるが、ある意味、本作の白眉を演出する。お後は、本作にて、ご覧じあれ!